液体シンチレーションカウンター
新薬開発、環境保護、エネルギー産業、ならびに基礎研究のいずれの分野においても、極めて厳格な規制が敷かれています。そのため、新薬開発、ラボ環境の保全、また自然界の放射性物質の特定を行うためには、感度・安定性・正確性に優れた液体シンチレーション技術が必要です。
各国の研究所や環境分析機関が液体シンチレーションアプリケーションのニーズに応えるトップブランドとして、パーキンエルマーの液体シンチレーションカウンター Tri-Carb および Quantulus GCT シリーズを選び続けているのには理由があります。
Tri-Carb シリーズは新たな再設計により機能が強化され、α 線およびβ 線の識別カウントモードをオプションとして備えています。また Quantulus GCT は特許出願中の技術を搭載し、超低レベルの放射線に対する感度を保持したまま、圧倒的な軽量化と省スペース化を実現しました。
パーキンエルマーは技術の蓄積に基づいたアフターサポートはもちろん、高品質で最適化されたカクテル剤や豊富な消耗品、RI 標識化合物の提供に至るまでRI 測定をトータルサポートします。
アカデミアモデル |
Tri-Carb 4810TR
基本的なリサーチを主目的とし、コストパフォーマンスに優れたアカデミアモデル。独自のシンチレーションパルス解析によりバックグラウンドの低減を実現させる、TR-LSC 技法を採用。
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スタンダードモデル |
Tri-Carb 4910TR
厳密なDPM 測定に応えるスタンダードモデル。多くのリサーチアプリケーションに必要な標準機能を備えます。
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ハイスペックモデル |
Tri-Carb 5110TR
応用研究や環境分析の両方に適した極低レベルモデル。多くのユーザーが幅広いアプリケーションを行うためには最大限の柔軟性が必要です。
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フラッグシップモデル |
Quantulus GCT 6220
超極低レベル測定のために一切の妥協を排したフラッグシップモデル。極低レベルの人工放射能・宇宙線その他自然放射性核種などの測定に対応。
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ガンマカウンター
安定した低バックグラウンドとクロストークの低減を実現
1.3 インチウェル型Nal 検出器のマルチガンマカウンターです。1000 keV までのエネルギー範囲で、自動またはマニュアルモードでの測定が可能で、複数ユーザーで柔軟かつ効率的なサンプル処理が行えます。
低エネルギーから高エネルギーまで全てのガンマ線に対応
3.0 インチウェル型Nal 検出器の採用と75 mm 厚の鉛遮蔽により、さらに高い計数効率を実現させたガンマカウンターです。
2000 keV のエネルギー範囲で測定可能で、多重標識測定、高エネルギーガンマ線測定、低放射能サンプル測定あるいは環境サンプル測定に優れた特性を発揮します。
マイクロプレートRI・フラッシュ & グロー発光測定システム
MicroBeta2 はマイクロプレートフォーマットに加え、4 mL バイアルやマイクロ遠心管、フィルタープレートにも対応するシンチレーション・ルミネッセンスカウンターです。
セルハーベスター
FilterMate ユニバーサルハーベスターは、旧来の TopCount NXT やMicroBeta2 の様なマイクロプレートシンチレーションカウンターだけでなく、Tri-Carb 液体シンチレーションカウンターや WIZARD / WIZARD2 ガンマカウンターなど、様々な規格に対応するフレキシブルなセルハーベスターです。
サンプルオキシダイザー
307 型サンプルオキシダイザーは、特許取得済みの“オープン/ クローズ燃焼技法”を採用しています。サンプルオキシダイザーは、3H と 14C を含むあらゆるサンプルを簡単に処理します。
動物組織・植物・固体廃棄物・土などの有機物質を簡単に手早く 3H2O と 14CO2 に酸化し、測定用に完全に分離します。燃焼後、3H と 14C は物理的に分離されるので、二重標識サンプルの分析も非常に簡単に行うことができます。また、オキシダイザーの性能を完全に引き出すための専用試薬も取り揃えています。
カウンター校正用スタンダード
液体シンチレーション計測用バイアル
液体シンチレーションカクテル
標識化合物