ラムダ850+ 紫外可視分光光度計
ラムダ1050+ 紫外可視近赤外分光光度計

高精度光学計測や研究用の高ダイナミックレンジ(吸光度8A)ハイグレード UV/VIS/NIR 分光光度計です。正確性、精度、再現性に優れています。目的に合わせて5タイプより選択できます。様々なアプリケーションに対応可能なSnap-inアクセサリーを用意しました。

アプリケーション例

特長

超高感度3D検出器搭載(LAMBDA 1050+3D)

NIR領域においてPbS検出器に加えInGaAs検出器を採用することで高ダイナミックレンジ(8A, 0.000001%T)を実現しました。

超低迷光

0.00002%T以下による測定光レンジ8Aを実現するホログラフィックグレーティングを用いた真のダブルビーム・ダブルモノクロメーター光学系。

広範囲な測定波長範囲175~3300nm(LAMBDA 1050+)

光学系全体を窒素パージすることにより、紫外側は175nmの波長範囲まで測定できます。

0.00005Abs(500nm)以下の超低ノイズ

エネルギーを最適化した光学系は、紫外可視近赤外の全領域で優れたSN比を達成します。

UV WinLab™ソフトウェア

スキャン、時間、多波長、濃度測定を簡単操作で実現。21 CFR Part11対応。

豊富なSnap-inアクセサリー

拡散反射、正反射、透過測定など測定条件に合わせて柔軟に カスタマイズできます。

自動角度可変ユニバーサル反射アクセサリー(URA)を新搭載

絶対反射/相対反射測定メソッドを刷新。サンプル、光学系のアライメントなしに自動で再現性よく入射角度を調整します。

多目的オプティカルベンチ(GPOB)システム

光学系を自由に構築可能で、物理測光に対応した多目的オプティカルベンチ(GPOB)システムを用意(オプション)。

アプリケーション分野

主な測定方法

  • 透過率測定
    キュベット中の液体サンプル、フィルター
  • 拡散透過率測定
    不透明液体、懸濁液、フィルム、エマルション光散乱がおこる固体試料
  • 拡散反射率測定
    フィルム、固体試料、紙、蛍光顔料及びコーティング材、繊維、顔料や塗料に含まれる色物質の色相分析、セル中の粉体
  • 正反射測定
    鏡、ガラス、反射防止膜、高反射膜、その他鏡面材料

多種多様なサンプリングテクニックを実現可能

粉体、固体、フィルムなどサンプルは多種多様です。また、その測定方法も多岐にわたります。ラムダシリーズ分光光度計は研究目的からルーチン測定まであらゆる測定に対応可能です。

豊富なアクセサリー群

透過測定/相対反射/絶対反射/偏光測定/ファイバー測定などサンプルに応じた多種多様なアクセサリーをご用意しております。


検出器やアクセサリーの挿脱着が容易です。

角度可変自動測定アクセサリー
TAMS : Total Absolute Measurement System

    TAMSは、LAMBDA 850+/1050+に取り付け、固体試料への入射角度と検出器の受光角度を任意の位置に設定した透過率および絶対反射率の測定が可能になります。
    TAMSの装脱着は容易で、アライメント不要で簡単にセッティングできます。
    広波長範囲の角度可変自動アクセサリで多種多様なサンプル測定に威力を発揮します。


      反射モード


      透過モード

    自動角度可変ユニバーサル反射アクセサリー(URA)

    • 相対反射測定
    • 絶対反射測定
    • 8~65°可変

    150mm積分球

    Spectralonを採用しており、劣化の心配が有りません。

    セルチェンジャー

    ポーラライザー/デポーラライザードライブ

その他豊富なアクセサリーを用意しております。

仕様

原理 ダブルビーム、ダブルモノクロメータ、レシオ記録方式
光学系 反射光学系(SiO2 コーティング)
ホログラフィックグレーティングモノクロメータ
検出器 光電子増倍管(UV/VIS)
ペルチェ冷却PbS, InGaAs(NIR) (LAMBDA 1050+)
波長範囲 175~900 nm (LAMBDA 850+)
175~3300 nm (LAMBDA 1050+)
分解能 ≦0.05 nm(UV/VIS) (LAMBDA 850+)
≦0.20 nm(NIR) (LAMBDA 1050+)
測定レンジ 8 A(LAMBDA 850+, 1050+)
サイズ 1020(幅)×300(高さ)×740(奥行き) mm
重量 77 kg(LAMBDA 850+, 1050+)