複雑な混合物、発生ガス、または未知の製品について様々な特性を評価するために分析する場合、ラボの研究者は、異なる前処理を必要とする複数の分析装置を使用する必要があり、多くの時間を費やしています。
TG、IR、GC/MSを組合せて測定するハイフネーションソリューションは、最小限のプロセスでサンプルの特性評価を可能にします。さらに自動化された機能により、メンテナンスコストの削減の恩恵も受けることができます。パーキンエルマーのハイフネーションソリューションは、サンプルの詳細な情報を明らかにし、一つの分析装置だけでは得ることのできない、様々な知見を得ることが可能です。また、これらの装置は同じパーキンエルマー製の為、インストールからアプリケーションサポートまで、トータルでサポートが可能です。
ハイフネーションソリューションコンフィギュレーター
TG-IR
熱重量分析(TG)は、加熱時の減量を調べるための一般的な手法です。減量の割合を定量的かつ正確に知ることができます。しかし、TGだけでは、発生ガスの化学成分についての知見が得られません。TGとFTIRを接続して測定するハイフネーション技術を用いることでは、TGから発生ガスの種類を特定することができ、材料のより詳細な特性を評価することができます。
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システム
マスフローコントローラー、パーティクルフィルター、トランスファーライン、ガスセル温度コントローラー、真空ポンプを搭載したコントロールユニットが標準で付属しています。
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パフォーマンス
専用のゼログラビティガスセル(ZGCell)を採用し、均一なガスセル内流路を実現したことで、汎用ガスセルでしばしば発生する、ガススペクトルの吸光度がガス重量に依存する問題を解決しました。小容量で効率的なサンプルエリアパージが可能で自動アクセサリー認識にも対応しています。
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柔軟性
トランスファーラインの取り付け取り外しは簡単に行え、TGまたはIRのみで測定することも可能です。
TG-GC/MS
TG-GC/MSはTGの測定で発生したガスをGC/MSに導入し、どのようなガス成分が発生したかを分析する手法です。TGでは分解温度が分かりますが、GC/MSを接続することで、いつどんなガスが発生したかの定性までが可能となります。つまり、時間変化に伴った分解過程を見ることが可能となります。
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システム
マスフローコントローラー、トランスファーライン、ガコントロールユニットが標準で付属しています。
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パフォーマンス
TGは吊り下げ方式と上皿方式の2種類から選択可能で、どちらも100mg以上のサンプル測定が可能です。最新のトリガーシステムにより発生ガスの注入は、最適な分析の柔軟性を提供します。また、加熱されたトランスファーラインとバルブが、サンプル間の詰まりやキャリーオーバーを軽減します。
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柔軟性
トランスファーラインの取り付け取り外しは簡単に行え、TGまたはGC/MSのみで測定することも可能です。
TG-IR-GC/MS
TG、FTIR、GC/MS はそれぞれ分析機器として多くの研究施設や工場で使用されています。これら3つの装置を繋げて一つのシステムとすることは、未知の混合物を分析して主成分を特定し、添加物や汚染物質を特定するための強力なアプローチです。これらは、未知試料を評価したり、規制への準拠を判断したり、材料の組成を理解したりするために強力なツールです。
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システム
マスフローコントローラー、パーティクルフィルター、トランスファーライン、ガスセル温度コントローラー、真空ポンプを搭載したコントロールユニットが標準で付属しています。
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柔軟性
トランスファーラインの取り付け取り外しは簡単に行え、各装置単独で、または組み合わせて使用することが可能です。
ハイフネーションテクノロジーの応用
ハイフネーションソリューションのリソース
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