Avio 220 Maxは、分析の難しい高マトリクスサンプルも扱えるこれまでにないパフォーマンスとフレキシビリティを兼ね備えたICP-OESです。独自のハードウェアと直感的でわかりやすいソフトウェアの融合により、多元素分析を容易に行うことができます。
最もコンパクトなICP-OES Avio 220 Maxにより、効率的な運用、信頼度の高いデータの取得、ランニングコストの低減化が可能です。
アプリケーション例
従来のヘリカルロードコイルに代わり、メンテナンス不要のFlat Plate™(特許取得済み)を搭載しました。冷却が不要でアルゴンガス使用量 8 L/min の世界最小ランニングコストを達成しています。海水や、飽和塩化ナトリウム、100%有機溶媒なども直接導入でき、堅牢で卓越した安定性も実現します。
ダイナミック波長安定化機構(特許取得済み)を採用。ネオンランプの発光線を同時モニターし、測定毎にリアルタイム波長校正を行うため、卓越した波長安定性を実現しました。CCD 検出器との組み合わせは、ハイスピードとデータの柔軟性を両立します。
ダイナミック波長安定化機構により、本体主電源オフの状態からわずか10 分で分析を開始できます。
光学スループットを最大限に高めたダブルモノクロメーターと、すべての波長範囲、特に紫外領域で優れた量子効果が得られるデュアル・バックサイド・イルミネートCCD (DBI-CCD) 検出器により、優れた分析パフォーマンスとより良い検出下限を実現しています。さらに、高分散エシェルモノクロメーターと大きな回折格子により短い焦点距離でも高い分解能が得られます。
Avio 220 Maxは長波長側のハロゲン(塩素Cl 837.594 nmや臭素Br 827.240 nmなど)やセシウム Cs 894.347 nmなどの高感度な発光線も利用できます。これまで測定できなかった新しい分析波長を利用でき、適用アプリケーションの可能性が広がりました。
Avio 220 Maxのデュアルビュー(特許取得済み)は縦型オプティカルシステムを採用し、すべての波長域においてパフォーマンスを犠牲にすることなく測定が可能です。Avio 220 Maxのデュアルビューは4モード(アキシャル、ラジアル、減衰アキシャル、減衰ラジアル)が搭載されており、ダイナミックレンジを最大限に拡張しました。以下の利点が得られることで生産性向上に貢献します。
直感的に操作でき、柔軟性のあるソフトウェアを搭載。前モデルWinLabソフトウェアの使い勝手を継承し、データビュワー機能や自動バックグラウンド補正、検量線編集機能など、優れた機能が加わりました。旧モデル(Optimaシリーズ)装置の制御も可能で、データの互換性もあります。21CFR Part11コンプライアンス対応EnhancedSecurityバージョンも提供しています。
ラボスペースを有効に活用できる省スペース設計です。 65 × 81 × 76 cm (幅 × 高さ × 奥行)