特長
Avio 3000 ICP-OESには、以下の独自機能が搭載されています:
次世代検出器
新しく開発された特許取得済みの大型の検出器は、広い波長範囲の同時取得と高いS/N比、高い再現性を実現しています。サンプルスループットとデータ品質(精度と再現性)を向上させます。チラー不要な空冷式であるため、設置場所の最小化とともに、総運用コストの低減、チラー由来の発熱や騒音、メンテナンス負荷の軽減にも貢献します。

最先端光学システム
分光器設計を刷新し開発された特許取得済みの光学設計です。光学部品の点数を最小限に抑え、全てに特殊なUVコーティングを施すことによって光のスループットを向上させています。短波長域から長波長域の全波長範囲で高分解能・高感度を実現しました。システムの高い波長安定性によりデータ品質の向上を同時に実現します。
UVブーストモード
最先端光学システムに搭載された革新的なUVブーストモードは、短波長域での感度を大幅に向上させる機能です。従来は発光強度が弱く実用が難しかった発光線の活用を可能にし、ICP-OES分析の可能性を拡張します。標準分解能および高分解能モードの両方で利用できます。
HeliPlate™プラズマ技術
実績あるFlat Plate™プラズマテクノロジー設計をベースに開発された特許取得済みのフリーランニングソリッドステートRFジェネレーターです。従来のヘリカルコイルと比較して最大50 %のアルゴン消費削減を実現します。同時に、強靭なFlat Plate™以上に堅牢なプラズマを生成し、高マトリックスサンプルや揮発性の高い有機溶媒サンプルなども安定測定ができます。プラズマガス流量は8 L/min~です。HeliPlateはチラー不要の運用を可能にします。
チラーレス設計
電力、発熱、騒音、メンテナンスにかかるコストを削減し、カーボンフットプリントの低減にも貢献します。また、設置スペースの最小化を実現します。チラー(冷却循環水)が不要となったことは、多くのラボにとって待望の設計です。
垂直デュアルビュー
アキシャル(軸)およびラジアル(側面)方向のプラズマ観測を利用することで、微量分析、高濃度測定、耐イオン化干渉測定など拡張された分析対応力を実現します。広大ダイナミックレンジを持つ新型検出器と合わせることで、これまでにない濃度範囲を同一測定で分析可能にもなります。新たな運用方法にご活用ください。
PlasmaShear™ 設計
定評のあるPlasmaShear™はメンテナンス不要かつアルゴンガスを使用しないプラズマ先端のカット機構です。低温部を効果的に除去した干渉の少ないアキシャル測光で、高感度分析と広い直線範囲を利用できます。高マトリックスサンプルにおける光学系の汚れによる不安定さの要因も排除でき、安定した分析データを得たいラボにとって重要なシステムです。

Universal Data Acquisition(Syngistixソフトウェア)
事前に指定していない元素・波長も同時に取得可能です。測定後に波長変更や測光方向の変更(アキシャル・ラジアル)、SmartQuantと連動して全元素定性・半定量も可能でありながら、測定時間やデータ保存容量への影響を最小限に抑えます。もう取り忘れの心配はありません。

マルチコンポーネントスペクトルフィッティング(MSF)
スペクトル干渉をリアルタイムで除去できます。波長分離が不十分であってもMSFにより目的元素ピークを抽出することができます。分析精度の向上を実現します。
Syngistix™ for ICP ソフトウェア
左から右へと進む直感的なアイコンベースの設計により、ワークフローに沿ったスムーズな操作を実現します。各ステップをガイドするスマート機能により、高い操作性と信頼性を提供します。自動波長校正機能によるピーク位置決定や、自動バックグランド補正機能によりユーザーの介入なしに個人差のない最終結果を得ることができます。リンス時間を洗浄濃度で決定するスマートリンス機能や、バックグランドサブストラクション機能、アディショナルガス制御など、革新的なハードウェア技術を支える高機能なソフトウェアです。
LEDステータスライト
装置上部に配置された360° どの方向からでも視認可能なステータスライトにより、装置の状態をカラーで把握できます。


構成オプション
柔軟な運用に対応するため、Avio 3000 ICP-OESは搭載校正に応じて用途に最適なモデルを選択できます。各モデルから相互のアップグレードも可能です。分析目的に応じてご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。