プラズマガス流量は少ない方がいい! | ICP-OESラボのあれこれ | 無機分析ラボの日々のあれこれ - PerkinElmer Japan

プラズマガス流量は少ない方がいい!

アルゴンガスでプラズマを作って測定するICP-OES。トーチに流れているガスはその主な用途に応じて3 つの名前がついています。
トーチの三重管の一番内側をキャリヤーガス(ネブライザーガスとも)、その周りを流れる補助ガス、さらにその周りを流れるプラズマガスです。
一般的にプラズマガスは毎分15~18 Lくらい流しており、アルゴンガスは比較的高いガスでもあり費用が問題視されます。このプラズマガスを減らした場合、測定上ではどんなことが起こるか、検証してみましたので簡単な実験データを2 つ掲載します。

実験データ①からはプラズマガス流量が少ないほど、発光強度が上がっていることが分かります。プラズマガスは別名・冷却ガスとも呼ばれていますので、少ないほどプラズマの状態も高温になる傾向があります。
実験データ②からはイオン化干渉の影響が低減される傾向が見てとれます。今までは、しかたなく15~18 L/分アルゴンガスを使っていましたが、プラズマの大きさが同じであれば、分析上でもプラズマガス流量は少ないほうが良いことが多いです。
この低流量アルゴンプラズマを実現できるフラットプレートプラズマ ってスゴイ(最後は宣伝でした)。


 

 

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