更新日: 2026/1/6
ICP質量分析法(ICP-MS)は無機分析法の中でも最も感度が高い方法の1つと言われています。
前回、そのICP-MSの感度を更に高くするには?ということについて3つ紹介させていただきました。
そこで今回はもう2つICP-MSの感度を高くする方法を紹介したいと思います。
- 水素化物発生法
AsやSeなどの一部の元素は水素化物発生法によって測定することが可能です。
塩酸などによって前処理を行い、水素化ホウ素ナトリウム溶液と反応させることによって、水素化物のガスを発生させ、プラズマへ導入することで測定することが可能です。
特にマトリックスが多く、ネブライザー法では希釈しないと測定できないようなサンプルの場合、前処理に問題がなく、無希釈で測定が可能であれば、数10倍以上の感度上昇が期待できます。
- 真空システム
真空ポンプを、ドライポンプなどに変更することで数倍感度が上昇することがあります。
これ以外にもICP-MSの感度を高くする方法があると思いますので、また、皆さんに紹介したいと思います。