原子吸光 (AAS) と前処理のあれこれ 第7回
ファーネス原子吸光法は高感度であるため、半導体や材料分野などでも広く使用されています。 今回はこの高感度分析が可能なファーネス原子吸光法において更に高感度に、安定性良く測定する方法をご紹介します。 今回、3つの高感度法を紹介しますが、それぞれ1.5倍から25倍程度の感度上昇が期待できます。 更にこれらの方法は組み合わせることも可能なため、サンプルによっては数10倍以上の感度上昇が期待できます。
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ICP-MSラボのあれこれ 第37回
皆さんは、検量線の直線性に自信がありますか? 特にICP-MSでは低濃度(ppb = μg/L 以下)領域での検量線を作成することも多いと思います。 いつも曲がってしまう、バラバラで直線性がない!などといった悩みを抱えている方も多いと思います。そういう時にはぜひ、この方法を試してみてください。 今回は溶液調製時の問題解決方法を紹介します。
ICP-OESラボのあれこれ 第72回
ICP-OESでは、検量線用標準液は酸を添加して希釈調製することが一般的です。一方で、「いつも超純水だけで希釈しているけれど問題ない」というケースも少なくありません。そこで今回は、硝酸で調製した検量線を用いて、水で希釈した標準液を実際に測定・定量し、その影響を元素別に比較しました。その結果、元素によっては定量値が低下するケースも確認されました。実測データをもとに、水希釈で特に注意したい元素を紹介するとともに、推奨される標準液調製手順を図解で分かりやすく解説します。検量線作成の基本を見直したい方や、より信頼性の高い分析を目指す方はぜひご覧ください。
FTIR Blog 第58回
今回はブチルゴムをご紹介します。ブチルゴムはイソブチレンとイソプレンの共重合体で、合成ゴムの中でも際立って高いガスバリア性を持つことから、自動車タイヤのインナーライナーや医薬品用ゴム栓などに広く使用されています。FTIRスペクトルでは、イソブチレン単位に由来するメチル基の吸収が非常に強く現れる点が最大の特徴です。今回は未配合ブチルゴムの基本スペクトルをご紹介するとともに、ブチルゴムを利用した製品についても触れていきます。
ICP-OESラボのあれこれ 第71回
ICP-OESで内標準補正を行う際、内標準元素を標準液やサンプルへどう添加すればよいか悩むことはありませんか?本記事では、簡易的な添加手順を図解し、添加回収率の確認を通じて補正の妥当性を評価する方法まで紹介します。内標準補正をこれから試す方にも、見直したい方にもおすすめです。
ICP-MSラボのあれこれ 第36回
今回はICP質量分析装置がどこまで低濃度を測定できるのかを紹介します。 オルガノ株式会社様にご協力いただき、超純水中の不純物の測定例を紹介します。 超純水の測定は簡単に見えて、意外と難しい測定ですが、特にArなどに起因するスペクトル干渉を完璧に除去する必要があります。 ICP質量分析の検出下限値が今、どのレベルにあるのかをご確認ください。
FTIR Blog 第57回
ニトリルゴム(NBR)は、アクリロニトリルとブタジエンの共重合体からなる合成ゴムで、耐油性・耐薬品性に優れることから、Oリングやパッキン、手袋などに広く使用されています。炭化水素系ゴムとは異なり、分子内にニトリル基を有する点が大きな特徴であり、この構造に起因する特有のスペクトル挙動を示します。また、アクリロニトリル含有量や添加剤の影響によりスペクトル形状が変化するため、組成の違いも識別の手がかりとなります。本稿では、ニトリルゴムの基本的な特徴と、異物分析における判別のポイントを解説します。
ICP-MSラボのあれこれ 第35回
ICP質量分析法(ICP-MS)は超微量分析ができることから、導入系部分は頻繁に洗浄しなければならないというイメージはないですか? もちろん、常に洗浄した方が良い部分もあれば、逆に洗浄しない方が良い?部分もあるかもしれません。 今回は導入系の洗浄方法やその頻度、交換時期などについてご紹介します。
ICP-OESラボのあれこれ 第70回
低流速(0.25 mL/min等)で測定したい時、測定RSDが悪化した経験はありませんか?今回のICP-OESブログでは、ポンプチューブ内径が測定再現性に与える影響を実測データで検証しました。同じ流速設定でも、
という結果が得られました。
その理由は、ペリスタルティックポンプ特有の「脈流」にあります。少量サンプルや高濃度試料、有機溶媒測定時など、導入量を抑えたい、ICP-MSでのポンプチューブ利用などの場面で役立つ内容です。