NetPlus はベンチトップタイプの DA シリーズ、IM 9500 および IM 9520 など Results Plus ベースの分析装置でご利用いただけます。
お使いの NIR 分析装置の結果や設定をいつでもどこからでもモニターできます。ウェブベースソフトウェア NetPlus はお客様にフレキシブルなアクセスを提供します。
NetPlus Reports
測定ごとに結果をデータベースに自動で同期します。アカウントにログインすることでいつでもどこからでも最新の測定結果にアクセスができます。すべてのデータは暗号化されたフォーマットで送られます。
原材料の受け入れや試験室、製造ラインなど機器がどこに設置されていても接続された PC から結果を閲覧することができます。全体のデータを簡単に一覧できることにより必要な措置を迅速に行う時に役立ちます。複数の機器からの結果を同時に閲覧できるので、サイトごとの結果を比較することができます。
レポートのカスタマイズに便利なデータフィルター機能
任意のプロダクトまたは期間で閲覧するだけでなく、オペレーターが測定時に入力したタグ(仕入先や品種)を使ってフィルターをかけることもできます。単独でも、設置場所の異なる複数の機器でも一覧にしてモニターすることができます。
パラメータごとのトレンドチャート
結果はパラメータごとにトレンドチャートで表示することもできます。プロダクトごとにターゲット値やリミットを設定していればトレンドチャート上で合わせて表示できます。任意の個別サンプルの詳細もチャート上をクリックすることで対応するデータの詳細が表示されます。
統計データ付きの表や個別サンプルの詳細情報
選択したデータの統計付きサマリーが表形式で表示されます。同時に測定ごとにそれぞれのパラメータの結果を見るために表を拡張することもできます。
CSVファイルでのエクスポート
エクセルなどを用いてさらに評価を進めたい場合や別のアプリケーションでデータを利用したい場合、エクスポートボタンをクリックするだけで任意のデータをCSV形式でエクスポートできます。また PDF 形式でレポートとして保存することも可能です。
NetPlus Remote
NIR 分析装置の管理は以前よりずっとやりやすくなりました - 1台でも100台でも同じようにお使いいただけます
NetPlus Remote は 1 台での運用から機器郡ネットワークとしての運用まで NIR 装置の管理を最適化するための機能を包括的に提供いたします。これらの機能は最新の検量線や適切な調整値の入力など、ご使用の機器が最適な精度で運用できているかを確認するのに役立ちます。
NetPlus Remote は機器管理について現地スタッフに代わり、専門のサポートチームまたは アプリケーションスペシャリストが対応できるようにします。
機器管理
- 遠隔地から機器の構成を管理できます
- 標準構成を作成し、複数の機器に適用できます
- ”Publish” ボタンを押すだけでそれぞれの設定を特定の機器に送信することができます
検量線や設定のセントラルコントロール
グローバルの NIR 機器管理者は最適化された測定プロファイルを NetPlus Remote を使って任意のユニットに設定することができます。この時現地のユニットには錠のマークが表示されます。
現地のユニットは測定のみ行える状態になり、設定の変更や検量線の変更・調整はロックされた状態になります。現地での手違いによる設定変更のリスクはなくなります。
手分析データのインポート
- ファイルまたは手入力で手分析値のインポートができます
- 測定時に設定されていなかったパラメーターの追加も可能です
- ユニットとラボでサンプル ID が完全一致でない場合も高度なマッチング機能が使えます
NIR 検量線の評価
- NIR vs Lab のテーブルまたはチャートの作成が可能です
- 機器単独またはグループでのバリデーションが行えます
- 推奨される変更の反映も簡単です。
機器のクローン化
- グループ内のユニットをマスター機と同じ設定でクローン化できます
- 個別のユニットでの操作が不要です-サーバーとの同期で自動化できます。
NetPlus のしくみ
NetPlus は Web ベースでデータはサーバー上に保存されます。ユーザーはブラウザを介してアクセスします
PC にインストールされたソフトウェアと異なり、Web ベースであることによって下記のメリットがあります
- 複数のディバイスからアクセスできます
- 常に直近のデータまでアクセスできます
- ソフトウェアのインスタレーションやアップデートは必要ありません
- 実際には機器の前にいなくても操作可能です
大多数のユーザーは 提供するサーバーを使用していますが、自社ネットワークを使用することも可能です。 接続されたユニットからは自動で定期的にデータが同期され、頻度はユニット側のソフトウェアにて設定できます。同期はバックグラウンドで処理されるのでオペレーター側での操作は必要ありません。
データは暗号化されたフォーマットで送られます。一時的に接続が途絶えてもデータは待機しており、接続が復旧した段階で送られます。すべてのデータは顧客ごとに完全に分かれて保存されており、アクセス許可のあるユーザーのみアクセスを許されます。
利点
NetPlus クラウドサービスは分析機器とデータの価値を最大化するためにデザインされています。
現代の生産プロセスには多種多様な原材料が含まれており、その性質上、多くの場合変動が見られます。同時に複数の異なる特性と厳格な仕様を含んだ製品への規格は増えています。機器の測定結果が、正確かつ、どこからでもアクセス可能であることはこれまで以上に重要になってきています。
機器の設置が原材料の受入であっても試験室や製造現場であっても測定結果は PC やタブレットから結果にアクセスすることができます。測定結果の概要や全データの閲覧が見やすい形式で可能であるだけでなく、規格を外れたデータが得られた時に直ちに適切な対応をとることが可能になります。複数のサイトで使用される NIR 分析装置の測定結果を組み合わせてすることで、例えば特定の原材料サプライヤーの製品に関して相互比較することもできます。
Netplus Remote は NIR 分析装置の精度が十分に発揮されていることを確認する機器管理常務に役立ちます。すべての機器で現状最も精度が高い検量線で測定され、適切な調整が行われているかを確認できます。Netplus Remote は自社のサポートチームまたは アプリケーションスペシャリストによる機器郡管理の集約化をサポートします。
お客様の声
NASA Feeds 社での NetPlus Reports 活用の利点
NASA Feeds 社では 500km 離れた本社からの測定結果へのすばやいアクセスと製造での製品モニタリングのために NetPlus Reports を活用しています。
Nutrición Animal S.A.(NASA) はパナマにあるアクアフィードの製造会社です。1978 年設立で、魚、エビなどの養魚飼料を現地で供給しています。
NASA は原材料として天然の原料を使用するため、顧客に高品質の飼料を提供すると同時に原料効率を高める努力を行っています。サプライヤーの仕様に照らして原料を測定し、レシピを最適化し、最終製品の品質を検証するため選ばれたのが、Perten DA 7250 NIR 分析装置です。分析値を元に高タンパク質の原料の使用を最適化し、製品の品質を安定させて、設計された配合条件により近づけることでお客様のお役に立っています。
機器はパナマシティの本社から 500 km 離れたボルカン市の工場に設置されていたため、管理者は品質に関する情報を定期的に更新することが難しいと感じました。NASA のゼネラルマネージャーである EstuardoBodero Ganoza 氏は、スタッフにレポートの送信を依頼するよりも迅速でより良い方法を探していました。Perten は、NASA が DA7250 を NetPlus Reports に接続を提案しました。ユーザーが Web ブラウザーを介してどこからでもデータにアクセスすることを可能にするクラウドベースのレポートソフトウェアです。機器をインターネットに接続することが唯一の条件で、簡単に追加することができます。Estuardo Bodero Ganoza 氏は、オフィスでも自宅でも、旅行中でさえも操作をモニターできるようになりました。今や自身の NetPlus Reports アカウントにログオンするだけで、すべての分析結果がグラフと表で利用することができます。
工場では、NetPlus Reports は日常的に使用される必要不可欠なツールになっています。データをより速く、より簡単に処理でき、どこにいても必要なときに利用できます。レポートはその場で作成してどこからでも印刷でき、結果を手動で転送する必要がないため、転記ミスも回避されます。NetPlus Reports は、NASA チームがより理想的な方法でデータを分析するのにも役立ちます。これにより、意思決定が改善され、コストの低減にもつながります。データフィルタリングおよびプロットツールを使用すると、製品の種類や種類ごとに製品の品質を経時的に簡単に評価できるため、生産を微調整して効率を向上させることも可能です。これらのツールは、原料の品質をフォローアップし、同じ原料のさまざまなサプライヤーを比較して、最も安定した品質を提供し、最高の価値を提供するサプライヤーを見つけるためにも活用されています。