高感度、高精度、使いやすさを誇り、独自の圧力バランス技術により、ガスシリンジやバルブ、ループを使用せずに試料をGCに導入
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HS-GC-FIDを用いた塗料中のVOC分析
塗料やコーティング剤などの製品は、顔料や結合剤、添加剤などを、揮発性有機化合物(VOC)や水などの希釈溶剤に溶解して調製します。この溶剤は、溶液の粘度を下げ、均一にコーティングする目的で使用されます。VOCは塗布されると蒸発し、塗料の不揮発分の皮膜を形成します。塗料には、アルコール類、ケトン類、芳香族炭化水素など、さまざまなVOCが使用されています。VOCの曝露による健康への悪影響から、多くの国において大気中へのVOCの放出が規制されています。 本報では、パーキンエルマーのGC 2400システムを使用し、炎イオン化検出器(FID)および ヘッドスペースオートサンプラー(HS)を組み合わせて、市販塗料中のVOC溶剤を定量分析した結果について報告します。
HS-GC-FIDを用いたUSP 467に準拠した残留溶媒の分析
有機溶媒は、医薬品原薬や医薬品の製造において、合成反応媒体、合成時の原薬の分離・精製、収率向上、溶解など幅広い用途で使用されます。溶媒は製造工程ですべて消費・分解されるとは限らないため、最終製品に溶媒が残留することも少なくありません。使用者の安全を確保するため、残留溶媒は、健康に基づいた規制値を満たす必要があります。米国薬局方(USP)第467章では、医薬品中の懸念される残留溶媒を定め、許容濃度の上限を定義してサンプル調製や分析条件など残留溶媒のスクリーニング、確認、定量のための方法を提供しています。 本報では、パーキンエルマーのGC 2400システムとHS 2400 ヘッドスペースサンプラー を使用して、USP 467に準拠した残留溶媒の分析を行った結果、生産性とラボ時間の最適化が実現したことを報告します。
HS-GC/FID を用いた発酵食品及び飲料中のエタノール含有量分析
アルコール発酵は、生物、特に酵母が嫌気条件下で糖をエタノールとCO2に変換する代謝プロセスです。多くの食品、特に低温殺菌されていない食品やプロバイオティクスは、瓶詰め後も発酵を続け、時間の経過とともにアルコール度数が上昇する可能性があります。 水素炎イオン化検出器とパーキンエルマーのHS 2400 ヘッドスペースサンプラーを備えたGC 2400システム(HS-GC/FID)は、食品中のエタノールを迅速かつ高感度で定量するための理想的なワークフローソリューションです。信頼性の高いHS-GC/FIDは、エタノールを幅広い濃度で正確に定量できます。 本報では、パーキンエルマーで最初に開発された、フルーツジュース、醤油、コンブチャなど、さまざまな市販の飲料や食品のアルコール含有量を分析する、食品中のエタノール測定法を改良したものを説明します。
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