MPS 320 マイクロウェーブ試料前処理システム

試料の分解効率向上だけではなく、コンタミネーションの低減、操作性、安全性そしてランニングコストにおいても高効率を実現

  • 用途に合わせた容器本数を選択可能
    難分解性のサンプルに対しては最大の分解能力を誇るTFM 製高圧分解容器により8 本同時分解が可能です。
    16 本、32 本同時分解が可能なTFM 製中圧分解容器を選択することで多検体サンプルを効率よく分解処理することも可能です。
  • 工具不用のイージーオペレーション
    容器の開閉に特別な工具を必要としない設計になっており、誰でも簡単に操作できます。
    また、マイクロウェーブでは初めて容器について保証期間を設けています(MR-100/50 2 年保証、MR-85 1 年保証)。
  • 日本語ソフトウエア 21 CFR Part11に準拠(オプション)
    MPS 320は21 CFR Part11に準拠したソフトウエア、印刷可能な監査結果、簡単なデータエクスポート機能を備えています。 (オプション)
    また、IQ/OQのサポートパッケージを利用でき、信頼できるコンプライアンスです。

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アプリケーション例

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Avio 220 Max ICP-OESを用いたペットフード中の主要栄養素の分析

私たちのペットの食事は、正しい量で必須栄養素を提供し、適切な栄養を確保する必要があります。これらの栄養素には、ビタミン、必須脂肪酸、タンパク質、アミノ酸、およびミネラルが含まれ、ペットの健全な成長や体調維持に欠かせません。
誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP-OES)は、栄養分析に適した検出能力を持ち、広いダイナミックレンジ、迅速な多元素スループット、堅牢な測定条件を提供する多元素分析環境で一般的に好まれています。本報では、Avio 220 Max ICP-OESを使用して、市販のさまざまなペットフード製品に含まれる必須栄養素とミネラルの分析に焦点を当て、マイクロウェーブ分解と乾式灰化の両方のサンプル調製法を比較します。

MPS 320 MR-85オートベント容器を使用した酸分解における揮発性元素の回収率

MPS 320幅広いサンプルの種類とアプリケーションに対応したマイクロウェーブ試料前処理システムです。分解容器の1つであるMR-85は、容器の内圧が20 barを超えると容器内の発生ガスを自動的に排出するオートベント機能が備わっています。MR-85の利点は、消耗品が無いこと、操作が容易であること、試料を比較的多く採取できること、他のタイプの容器よりも多検体を同時に分解できることが挙げられます(発生ガスが過剰でない場合)。ただし、容器内の圧力が20 barを超えるとオートベント機能が作動する可能性があるため、揮発性元素の損失が懸念されます。
本報では、揮発性元素であるAs、Hg、Se、Sb、およびTe について、MR-85のオートベント機能が作動した際の定量値へ与える影響を評価しました。

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その他の出展製品