分析ガスを再捕集、再分析する"re-collect"機能搭載。電子部品等の各種工業材料中アウトガス、シックハウス、大気汚染物質、土壌中のVOC、医薬品中の残留溶媒分析など多分野に応用できます。
特長
- 2段階サーマルデソープションと低容量冷却トラップで、複雑な前処理なしに揮発性成分をサンプリングチューブ(特許)に効率よく捕集(濃縮)し、加熱脱着後GC分析します。
- キャリヤーガス電子制御(PPC)は、MFC(マスフローコントローラー)によりキャリヤーガス、脱着流量、スプリット流量などを正確に電子制御します。操作性の向上と高精度分析が可能です。
- 空気質分析(VOC)に優れた能力のある加熱脱着法に”re‐collect”機能を搭載することで、再捕集されたVOCの繰り返し分析が可能です(650ATD)。
- 簡単操作、迅速な分析を実現する日本語タッチスクリーン。
- 電子冷却方式は液体窒素不要で-30℃まで冷却可能です。
TurboMatrix 300TD
キャリヤーガス電子制御、1サンプルタイプ。350ATDへアップグレード可能。
TurboMatrix 350ATD
キャリヤーガス電子制御、自動サンプリング(50サンプル搭載可)。
TurboMatrix 650ATD
キャリヤーガス電子制御、自動サンプリング(50サンプル搭載可)。再捕集再分析、チューブ/トラップインピーダンステスト、チューブドライパージ機能搭載。
アプリケーション分野
環境分野 |
- 大気中の有害揮発性物質(HAPs)
大気汚染防止法にもとづく揮発性有害物質のppb,pptレベルの測定に対応します。
- 室内空気汚染物質
快適な生活空間の要求される住宅内空気の汚染物質を測定します。
- 土壌汚染表層ガス
土壌汚染対策法による汚染調査から修復の評価まで精密な測定に適合します。
- 作業環境大気有機溶剤
低沸点の極性成分を含む有機溶剤の多成分一斉分析に有効です。
- 排出ガス
化学物質排出移動登録制度(PRTR)関連法にもとづく、排出ガス中有機物の合理的な測定法として活用できます。
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食品分野 |
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電気・電子分野 |
- クリーンルーム空気中の有機物分析
クリーンルーム内空気に含まれる有機物質の分析は品質向上に欠かせません。
- アウトガス
(電子部品から発生する揮発性有機化合物)
ハードディスク、電子機器部品に残留する有機物質の品質向上、品質保持。
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高分子及び化学工業分野 |
- ポリマー中のモノマー
- 揮発性有機化合物分析
- 建材試験ガス分析
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医薬品分野 |
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2段階デソープションシステム
2段階サーマルデソープションとパックドコールドトラップを採用。電子式ペルチェ冷却方式トラップは-30℃までの温度設定が可能で、通常の使用には液体窒素などの冷媒は不要です。高揮発性化合物に対しても十分対応します。また、脱着プロセスではトラップの急速加熱(40℃/秒)が可能で、幅広いサンプルに高分解能キャピラリーカラムにマッチした狭いピークバンドをつくります。


仕様
サンプル数 |
1サンプル(300TD)または50サンプル(350/650ATD) |
コールドトラップ |
-40℃~150℃(電子冷却(標準))
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デソープション温度 |
50~400℃(1℃単位で設定可能) |
トラップ加熱速度 |
~40℃/秒 |
サイズ/重量 |
430(幅)×480(高さ)×340(奥行)mm, 25kg(300TD)
430(幅)×480(高さ)×560(奥行)mm, 34kg(350/650ATD) |
アプリケーション例
- 半導体関連のアウトガス分析における熱脱着法の応用とノウハウ
- 電子材料製造時のアウトガス(高沸点成分)GC分析 全自動サーマルデソープション分析システム
- 電子デバイスから発生する極微量揮発性有機汚染物質の分析 全自動サーマルデソープション分析システムの応用
- 熱脱着法における捕集チューブとトラップ剤の選択
- 室内空気汚染物質の測定 固相吸着 - 加熱脱着 - GC/MS法 (チューブ法)
- シックハウス(室内空気汚染)問題に関わるガイドラインと対象物質の分析法について
- 土壌汚染分析における熱脱着法、ヘッドスペース法