Application Note DownloadFTIRを用いたセメント材料の環境性能評価- 炭酸カルシウム量の高速分析 -

FTIRを用いたセメント材料の環境性能評価- 炭酸カルシウム量の高速分析 -
コンクリートは建設資材として世界中で広く利用されています。コンクリートの材料の一つであるセメントは、その生産過程で大量の二酸化炭素が排出されることが知られています。炭酸化反応による二酸化炭素の吸収と固定化は、コンクリートのカーボンニュートラルの実現に向けて大きく注目されています。しかし炭酸化は同時にコンクリートのアルカリ性を下げ、鉄筋の腐食に大きく影響します。また、炭酸化はコンクリートの強度を保つC-S-Hの分解を引き起こすため、コンクリートそのものの耐久性にも影響を及ぼします。従って、コンクリートの適切な炭酸カルシウム量を把握することは非常に重要です。
このアプリケーションノートでは、コンクリートの原料として一般的に用いられるポルドラントセメントを使用し、セメント中の炭酸カルシウム量を高速に分析する方法をご紹介します。
本方法ではATR アクセサリを使用したパーキンエルマーのSpectrum Two FTIR を使用します。ATR 法はセメント粉末をATR クリスタルに接触させて測定する方法で、前処理や溶解が不要であり、かつ測定開始から20 秒程度で定量結果が得られます。XRD 法よりも迅速に分析でき、炭酸カルシウム、カルシウムシリカゲル、水酸化カルシウム、シリカゲルなど、セメント中の様々な成分を定量的に分析することができます。
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