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TGA 8000 は、加熱または一定温度下で 0.1µg の重量変化を超高感度に測定し、温度、重量の長時間安定性を実現します。
窒素あるいは空気を高電圧のワイヤー部に流すことでイオン化をおこないます。
分析開始時にファーネスチューブが上昇すると同時に、自動で作動します。静電気中和が自動的に行われます。
静電気によるサンプルの飛散やサンプリングミスを防ぎ、静電気除去する 「イオンストリーム機能」が、サンプル周辺にイオンカーテンをつくり、静電気を取り除きます。
低熱容量ファーネスは高速の直線的加熱・冷却(200℃/分まで)を実現し、迅速に平衡を達成します。ファーネスは試料容器よりわずかに大きいだけで、瞬時にプログラム温度に到達します。
PETペレット27mgを130℃で、10時間保持した結果です。6時間で一定となり、その量は0.219%でした。優れた長時間高感度安定測定を実現しました。
等温測定結果です。広範囲の温度領域で、ノイズ、ドリフトに優れた性能を有していることがわかります。
タイヤ中のカーボンブラック、灰分の定量のために、600℃でガスを窒素から酸素に切り替えました。5回繰り返し分析の結果です。良好な再現性が得られています。
あまり教科書には記載されていない熱測定に必要な情報、”熱分析屋”がどこを気にしているか、測定の仕方や結果の見方など、ちょっとしたテクニックについて、不定期で更新します。