食品不純物を30秒以内に見つける話 | Stories - PerkinElmer Japan

食品不純物を30秒以内に見つける話

煩雑な食物網

食べ物は全世界での必需品です。生産し、食し、販売することについての国境はありません。連鎖の観点からみると、農業従事者、生産者、仲買人、加工業者、包装業者、販売者、 消費者の関係はとても複雑です。それぞれの接点は、故意であれ無意識であれ、間違った方向に進みがちである要素が多いということです。どちらにしても、多くの人々は自分たちの食卓に上る食べ物が安全であるのが当然だと思っています。

悲しいことに、歴史は私たちが当然であると思っていることが間違っていることを物語っています。2000年以上前の古代ギリシアとローマではオリーブオイルとワインの粗悪品についての経済的な交渉が行われていたことがわかっています。今日と違う点は不正行為が世界規模になったという点です。世界的な経済では、クミンのようなたった一つの原材料の汚染が最終的に数えきれないほどの人々を病気にする可能性があるのです。地域的な問題は世界的な問題に膨れ上がり、2013年に欧州で起こった馬肉問題のように、アメリカ産の遺伝子組み換え作物が世界市場に流入し、汚染されたオリーブオイルはイタリアから、汚染されたスパイスやハーブもこの春から問題になっています。どの場合においても、コスト削減や効率の良い作物生産の推進が絡んでいると Global Food Safety Initiative (グローバルに展開する70か国400社以上の小売業・食品メーカーで構成されるThe Consumer Goods Forumの下で2000年に設立された世界最大の業界団体の一つ。本部はフランス・パリ)は言っています。国際的であろうとなかろうと汚染源を追跡徴するという優位な挑戦は年間に150億ドル以上かかります

既存の価値観を打ち砕く技術

幸運なことに、このような挑戦はPerkinElme社が提供する食品の安全性や信憑性を確立できる技術によって回避することができます。 ライフサイエンス業界や環境科学業界ではPerkinElmer 社が食品業界の安全性と品質保証の一端を担っているのは知られています。それはどのような技術なのかご紹介しましょう。

パワフルかつシンプルなソリューションはPerkinElmer社のSpectrum Two™ FTIRFrontier™ FT-NIR分光光度計を使用し、革新的なソフトウエア Adulterant Screen™ software, で解析を行います。これらの装置で液体、固体をテストすることができ、不純物の混入および信憑性を成分パラメーターで計測することによって、同時に検知することができます。1分以内に結果がでるのにもかかわらず、サンプルの準備の必要もなく、オペレーターに化学等の知識も必要ありません。サンプルを装置にセットし、ボタンを押したら、スペクトロメーターは標的物と非標的物を認識し、ケモメトリックスと残留物分析を Adulterant Screenソフトでアルゴリズム解析を行います。このシンプルなFTIR/NIRシステムはAdulterant Screen ソフトによって、疑いのある原材料を感知し、さらなる汚染物質の脅威に備えます。このシステムは潜在的な汚染など、半定量的の汚染物質も予測して追跡検知することができます。

汚染物質についての詳細情報が必要である場合は、パーキンエルマー社の AxION® 2 DSA/TOF (Direct Sample Analysis/Time of Flight) Mass Spectrometry (“MS”) システムが研究者の欲しい結果を即座に提供してくれるでしょう。

この並はずれて正確な装置は、100万分の1以下の誤差で検知することが可能です。この装置は分光光度計のようにサンプルの準備やサンプルの形成による廃棄などがなく、一度に13種類までの液状または固体状のサンプルを検知することができます。

リアルタイムでの結果判定

どれぐらい速いのでしょうか? 例えば、五種類の天然、人工またはイミテーションのバニラの抽出物があるとしましょう。各サンプルの分析時間は15秒程度です。各サンプルが天然なのか人工の抽出物なのかを素早く検知することができ、人工の抽出物からエチル基の存在までを迅速に検知可能です。他の技術に比べてAxION DSA/TOF MS は食物汚染の検知がより、簡単で早くできるためコスト削減や時間の短縮につながります。

この技術を採用することにより、食品業界は現在直面している食品汚染の問題を生産者レベルで対応できるようになるでしょう。IRの汚染解析ソフトやAxION DSA/TOF MSの開発より、食品の安全性、品質向上およびトレーサビリティは世界的なゴールではなく、現実的なものになりつつあります

 

*こちらの製品のお問い合わせに関しましてはweb窓口または045-339-5861 ディスカバリー・アナリティカル・ソリューションズ部 分析機器営業本部 までご連絡ください。

References

  1. Food Fraud: A Brief History of the Adulteration of Food, History.com.
  2. Your Food May Not Be What You Think It Is, Kern Golden Empire.com.
  3. Food Safety Technologies: Key Tools for Compliance White Paper, Global Food Safety Forum.
  4. Food Fraud: A Brief History of the Adulteration of Food, History.com.