オリゴデンドロサイトの分化の定量、組織切片上のMBP量の数値化 | ハイコンテンツアナリシス論文ピックアップ - PerkinElmer Japan

オリゴデンドロサイトの分化の定量、組織切片上のMBP量の数値化

Drug-based modulation of endogenous stem cells promotes functional remyelination in vivo

Najm FJ et al., Nature 2015

キーワード: iPS、オリゴデンドロサイト、ミエリン、創薬

 

著者らは、オリゴデンドロサイトの分化誘導の1次スクリーニングにOperaシステムを利用し、2次スクリーニングではOperettaを利用しています。ヒット化合物の濃度依存性、テクスチャ解析を利用したマウスの小脳切片内のマーカーポジティブ領域、アストロサイト分化アッセイによって、オリゴデンドロサイトの分化に影響がある2つ異なる候補化合物を同定しました。
濃度依存的なオリゴデンドロサイトへの分化誘導は、Operettaを使って定量されました。マウスエピブラスト幹細胞由来のオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPCs)をPerkinElmer社製96ウェルViewplateまたは同じくPerkinElmer社製CellCarrierに播種し、様々な濃度で化合物を添加し、オリゴデンドロサイトのマーカーであるPLP1抗体で標識しました。撮像後、分化の割合をHarmonyあるいはColumbusで定量しました。

小脳切片のミエリン塩基性タンパク質を解析するために、Operettaの共焦点画像を使い、HarmonyのPhenoLOGICマシンラーニング機能を使いました。PhenoLOGICを使うと、ソフトウェアに“学ばせる”ことで、伸長した神経線維のみを自動で認識するようになります。MBP陽性領域を、切片の全体で割ることで陽性領域の割合が定量されました。
OPC細胞が成熟オリゴデンドロサイトではなくアストロサイトへの分化は、アストロサイトのマーカーであるGFAPを利用し、同様の解析を行い分化の割合を定量しました。

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