EA FAQ一覧 - PerkinElmer Japan

FAQ -有機微量元素分析-

Q1. 有機微量分析において、吸湿性試料のサンプリングに困っています。何か良い方法はありませんか?

専用のサンプリングキットがあります。粘性液体試料用のスズ製密閉パン&カバー( 400 個, P/N : N241-0320 )と専用の試料シーラー( P/N : 0219-0061 )です。操作は極めて簡単で、完全にシールが行えます。またウルトラミクロ電子天秤 AD-6 を用いることにより、さらに迅速な秤量ができます。

 

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Q2. 元素分析では医薬品でシロップなどの液体はどのように測定すればよろしいでしょうか?

揮発性がなく、粘性があればスズカプセルに量りとってください。揮発性があれば密閉性のスズカプセルを用いてサンプリングしてください。 また粘性がない試料はアルミニウム製の液体用カプセルにシリンジを用いて注入封入した後、スズカプセルに包み込んでサンプリングしてください。

 

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Q3. 元素分析において精度良く分析するには試料量のばらつきはどの程度まで小さくする必要がありますか?

一般試薬を想定すると、 1.5 ~ 2.5mg 程度の秤量値で精度良い分析はできます。必要性はありませんが、さらに精度良く分析するには、 0.1 ~ 0.2mg 程度のばらつきでサンプリングすると良いでしょう。 このばらつきはサンプリングに慣れることで簡単に達成できます。

 

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Q4. 多点検量線のメリットはありますか?

事実上、ありません。 K ファクターは試料の種類とその質量によって変わってきます。つまり測定する試料と同じ物質で K ファクターを決める場合のみ有効となってきますので、通常はありえません。

 

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Q5. 2400Ⅱ型元素分析装置のメンテナンスはどの程度で行うのですか?

主な交換部は燃焼管と還元管です。燃焼ガスである酸素は燃焼時にのみ流れますので、還元管は約 250 回測定で交換します。燃焼管は約 1000 回測定です。
燃焼管の中にある試料受けは、灰分やスズの燃えカスが溜まりますので、還元管の交換時に交換する(カスを捨てる)と良いでしょう。カラムは 5 万~ 6 万回測定の性能を維持します。その他、使用頻度にもよりますが、内部の電磁弁などの掃除(もしくは交換)も 1 ~ 3 年に 1 度は必要となる場合があります。
メンテナンス作業は取り扱い説明書に詳細に記述されており、お客様でも実行できます。

 

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