高分子材料をはじめ、すべての物質の性質は温度によって大きく変化します。特に高分子系材料は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂と大別されるように、熱的・力学的性質の測定、解析が欠かせません。熱分析は、他の分析機器と比較しても構成が簡単で自動化も進み、試料も少量で迅速に目的とする熱物性が測定できます。JIS規格もプラスチック分野をはじめ多くの項目が整備されており、今や、基礎、応用研究、開発分野はもちろんのこと、生産現場での品質管理、受入検査に活用されています。
このアプリケーションノートでは、高分子系材料における応用例をご紹介します。