ヘッドスペース(HS)法は、試料を直接バイアルビンに入れて加熱し、発生したガスを測定できることから、食品や化成品・環境など様々な分野で活用されています。またTurboMatrix HS は圧力バランス方式のため、ループやバルブを必要とせず、キャリーオーバーが起こりにくい構造となっています。水中の揮発性有機化合物(VOC)の測定法としてこのHS 法またはパージ&トラップ法が指定されています。今回は、塩化ビニルモノマー(VCM)や1,4- ジオキサン、管理目標項目であるメチル-t- ブチルエーテル(MTBE)などを含む水道法規制物質26 成分をHS 法で測定し、検量線と再現性を検討しました。