めっき浴の分析には、微粒子の存在や、日間で様々な元素グループを監視する必要性、高濃度を正確に測定する必要性など、いくつかの課題があります。通常、フレーム原子吸光法(FAA)および誘導結合プラズマ発光分光法(ICP-OES)は、めっき浴サンプルの分析に使用されます。ただし、ICP-OES には、FAA に比べて、多元素分析機能とより広いダイナミックレンジという2 つの利点があります。
ダイナミックレンジを拡張する最も簡単な方法は、Avio 220 Max ICP-OES1 で採用されているハイブリッド型分光器技術固有の減衰モードを使用することです。このアプリケーションノートでは、自動積分モードと減衰モードの組み合わせを利用して、Avio 220 Max ハイブリッド型ICP-OES を使用しためっき浴の分析について説明します。