オイルの分析はエンジンメンテナンスの診断法として一般的であるため、ASTM はこの分析に特化したメソッドD5185 を作成しました。
オイル中の摩耗金属を監視する際、診断の基準となる一般的な濃度は約1 ppmです。誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICPOES)は、その測定スピード、マトリックス耐性およびこれらの濃度を簡単かつ正確に測定することができるために、メソッドD5185 で規定される好ましい分析手法となっています。
本アプリケーションノートではメソッドD5185 の一般的な実施態様に従い、使用中オイルサンプルを分析するため、PerkinElmer のICP 発光分光分析装置Avio 550 Max の性能を評価をご紹介します。