2016年7月15日、横浜ビジネスパーク ウエストタワー 7階中会議室にて「ナノ粒子分析セミナー NanoLytica」を開催いたしました。
定員を上回る多方面の皆さまからのお申込みをいただき、盛況のうちに終了いたしました。

「NanoLytica」はパーキンエルマーが世界各国で開催している「ナノサイエンス・ナノテクノロジー・ナノマテリアル」に関連するグローバルイベントです。各国で開催形態が異なりますが、日本ではセミナー形式で開催をしており、今回で3回目となりました。今回もナノ粒子分析に精通した先生方にナノ分析に関連する最新のトピックスについてご講演をいただきました。

株式会社カワノラボの河野誠先生からは、各種粒子分析法について分かりやすく解説いただきました。産業技術総合研究所の加藤晴久先生からは、ナノ材料を取り巻く規制と計測法について国内外の動きも交えてお話しいただきました。株式会社フジクラの松井浩志先生からは、ナノ粒子を応用した製品開発について実例をご紹介いただきました。弊社アプリケーションリサーチラボの敷野修からは、SP-ICP-MSについての解説と共にデモンストレーションをさせていただきました。

各先生方の講演中は、熱心に耳を傾けていただく参加者の方々の様子が見られました。休憩時間および講演終了後には先生方の前に質問者の列ができるほどで、講師の先生方との有意義なディスカッションができたのではないでしょうか。また、参加された多くのお客さまから“有意義であった”とのお声をいただき、 今回も改めて「ナノマテリアル・ナノ分析」に対する関心の高さを実感したイベントとなりました

パーキンエルマーはナノマテリアル分析のマーケットリーダーとして、今後もセミナーをはじめ、“ナノ分析”に対応するサービス・ソリューションを提供してまいります。

【講演内容】
「SP-ICP-MSの基礎」
　　　　株式会社パーキンエルマージャパン　敷野　修

「微粒子分析法の基礎　分析を“コスト”から“付加価値の向上”への意識改革」
　　　　株式会社カワノラボ　代表取締役　河野　誠　先生（理学博士）

「SP-ICP-MSデモンストレーション」
　　　　株式会社パーキンエルマージャパン　 敷野　修

「世界のナノ材料規制動向を鑑みる：その推移と関連する計測法」
　　　　国立研究開発法人産業技術総合研究所 計測標準研究部門 ナノ材料計測科 粒子計測研究室　主任研究員　加藤 晴久 先生（工学博士）

「ナノ粒子を用いたプリンタブルエレクトロニクス材料の開発」
　　　　株式会社 フジクラ　先端技術総合研究所 エネルギー技術研究部　松井 浩志　先生

セミナー風景

• 株式会社カワノラボ　河野誠先生ご講演
• 国立研究開発法人産業技術総合研究所
  加藤晴久先生ご講演
• 株式会社 フジクラ　松井浩志先生ご講演