DSC 6000・DSC 4000 熱流束型シングルファーネス - PerkinElmer Japan

示差走査熱量測定装置(DSC)
熱流束型シングルファーネス DSC 6000
熱流束型シングルファーネス DSC 4000

リサーチからルーチン分析まで幅広い対応が可能なコンパクトで優れた汎用性、信頼性を兼ね備えた高感度熱流束型DSC です。従来機と比較して、安定かつ平坦なベースライン、感度の向上を実現します。

DSC6000DSC4000

特長
  • MT-DSC(温度変調DSC) StepScan ソフトウェアを搭載可能。
  • アドバンスドソフトウェアを標準搭載
    • 等温動力学解析ソフトウェア
    • スキャニング動力学解析ソフトウェア
    • 比熱容量計算ソフトウェア
    • 純度計算ソフトウェア
  • コンパクト設計でありながら、抜群の操作性と信頼性。ファーネスは低熱容量のため迅速な加熱・冷却が可能。
  • 不活性アルミニウム製ファーネスとセンサーディスクの特性により安定したベースラインを実現。
  • 正確なガス流量制御とガス置換を実現するデジタルマスフローコントローラーを標準搭載。
  • 高感度な熱電対による優れた温度差検出能力。熱伝導率が高く、極めて低い熱時定数で、卓越した応答性を示すセンサーディスクを搭載。
  • リアルタイムステータスパネル。ベースラインを表示したり、装置情報を分析前でも分析中でも、条件が最適かどうかを表示画面上から確認。
  • 最大8台までの熱測定装置を同時にオペレーションすることが可能。

 

主な分析例

融解温度  融解熱  熱安定性  ガラス転移温度  酸化安定性  沸点・結晶化度  純度  など

Melting Point Profile - HDPE

純度
HDPE(高密度ポリエチレン)の融解温度を標準サンプルと比較した例。標準サンプルに比べて融解温度が上昇いていることから、ポリマー中への不純物混入が考えられます。製造現場での規格試験に用いられます。

Glass Transition - EPDM

ガラス転移温度
添加剤や改質剤を混入することによって素材の物性値を変えることができます。ガラス転移温度は低温衝撃性能と相関関係があり、一般に、ガラス転移温度の上昇で低温衝撃性能は低下します。

OIT - HDPE

酸化誘導時間
(OIT; Oxidative Induction Time)

ポリエチレンの酸化に対する抗酸化剤の効果を定量測定した例。サンプルを不活性な雰囲気中で加熱、等温保持した後、雰囲気を酸素に置き換えます。不合格サンプルは酸化誘導時間が20分以下で酸化しました。

Low Temperature Epoxy Cure

エポキシ樹脂の硬化測定
熱硬化性エポキシ樹脂の硬化過程のキャラクタリゼーション例。未硬化のエポキシ樹脂の最適硬化条件の検討や熱硬化後の樹脂の低温性能試験などに使われます。

 

仕様

ファーネスタイプ シングルファーネス
測定原理 熱流束型
温度変調 DSC(MT-DSC) StepScan ソフトウェアにて利用可能
測定範囲 -170℃~450℃(DSC6000)、-100℃~450℃(DSC4000)
コントロール最高昇温速度 100℃/min
コントロール最高冷却速度 100℃/min
サイズ 380(幅)×170(高さ)×410(奥行き)mm
重量 12 kg

技術資料

  • TG-DTAに用いる新型センサー(SaTurnAセンサー)試料中の微量成分測定
  • TG-DTAにおけるマクロDTAとミクロDTA 微量成分のDTAと無機ガラスのガラス転移
  • DSCを用いたリサイクルポリマーの評価 -リサイクルPET-
  • 高分子材料の熱分析
  • TG、DSCによる硫酸銅5水和物単結晶の脱水挙動
  • DSCによるソーラーパネル中のEVA(エチレン酢酸ビニル)の硬化測定