オイルコンディションモニタリングシステム - PerkinElmer Japan

オイルコンディションモニタリングシステム

潤滑油の分析は、設備の状態を把握するために重要な位置づけとなっています。定期的に分析を行うことで、潤滑油の劣化度や汚染度を把握でき、修理や潤滑油の交換のタイミングを適切に管理することが可能になります。

 

 

 

 

金属元素分析

ICP発光分析は潤滑油添加剤に含まれる金属元素や潤滑油の劣化度および汚染度を示す金属元素の定量に使用されています。分析するオイルサンプルは、溶剤で希釈する必要があり、ICP分析装置Optimaシリーズでは、JANUSオイル分析前処理ワークステーションやCETAC APS 1650オートサンプラーを使用してサンプルの希釈作業を簡便化することができます。主に分析されている元素をTable1に示します。

 

 

 

Table 1. Routine Oil Analysis Metals.
Element Lubricant Role Typical Concentration
Ranges* (ppm)
Ba additive 1 to 5000
Ca additive 1 to 10,000
Mg additive 1 to 2000
P additive 1 to 2000
S additive 1 to 5000
Zn additive 1 to 2000
B contaminant 1 to 100
K contaminant 1 to 500
Na contaminant 1 to 500
Si contaminant 1 to 500
Ag wear metal 1 to 500
Table 1. Routine Oil Analysis Metals.
Element Lubricant Role Typical Concentration
Ranges* (ppm)
Al wear metal 1 to 500
Cr wear metal 1 to 500
Cu wear metal 1 to 500
Fe wear metal 1 to 2000
Mn wear metal 1 to 1000
Mo wear metal 1 to 500
Ni wear metal 1 to 500
Pb wear metal 1 to 500
Sn wear metal 1 to 500
Ti wear metal 1 to 500
V wear metal 1 to 500

* Higher and lower concentration ranges can be analyzed with appropriate wavelength and standard selection.

 

劣化、不純物分析

Spectrum TwoFTIR分光分析はオイルの劣化分析、不純物分析や分解生成物のスクリーニングなどの分析に幅広く使用されます。PerkinElmerのFTIRには、高性能型のFrontierシリーズとメンテナンスフリーで小型のSpectrum Twoがあります。

 

 

 

オートサンプラーによる分析の迅速化

FTIR分析法をオートメーション化したOilExpress 4は、他の化学分析法と比較して、分析時間が1サンプル70秒と短い、低コストパフォーマンスの特長を有しており、様々な分野のオイル管理(特に重機のオイル管理)で活躍しています。

 

オイルのIRスペクトル
オイルのIRスペクトル(ASTM E2412(JOAP)に準拠)
OilExpress 4

 

純度管理

ガスクロマトグラフは潤滑油の純度管理に使用されており、定期的にオイル分析を行うことで、オイル交換のタイミングを管理することができます。

 

 

 

 

各オイルのクロマトグラフ
各オイルのクロマトグラフ

 

工程管理・品質管理

熱重量分析および有機微量元素分析は、工程管理・品質管理に使用されています。特に有機微量元素分析は、潤滑油の純度確認に使用されています。

2400IITGA4000

 


装置の紹介

  • Spectrum Two フーリエ変換赤外分光分析装置
    Spectrum Twoは誰でも測定ができるように、様々な機能を搭載しており、丈夫で汎用性のあるサンプリング機能と携帯用途向けオプションを備えています。研究室だけでなく屋外の現場環境であっても理想的な分析が行えます。
  • OilExpress 4
    オイル分析専用に設計された最新型のFTIR です。分注機能を備えたオートサンプラーとの組み合わせにより、今までに無いほど迅速に測定結果が得られます。
  • Optima 8x00シリーズ ICP発光分光分析装置
    直観的に使用できるソフトウェア、干渉の有無や難易度によって3つのモードを選択できる特許技術「UCT」(ユニバーサルセルテクノロジー)により、分析者のスキルに依存せず、誰でも簡単に高感度で精確な測定が可能です。
    アクセスしやすい装置デザイン、試料導入系、イオンレンズ系などに新たな技術を多数導入し、洗浄やメンテナンス頻度の最小化を実現しました。
  • Pyris 1 TGA 熱重量測定装置
    Pyris 1 TGA は、加熱または一定温度下で 0.1µg の重量変化を超高感度に測定し、温度、重量の長時間安定性を実現します。
  • TGA4000 熱重量測定装置
    TGA4000 はコンパクト設計でありながら、リサーチレベルまで対応可能な優れた汎用性、堅牢な設計の高感度上皿式熱重量測定装置です。
  • 2400II 全自動元素分析装置(CHNS/O)
    1台で CHN分析、CHNS分析、O分析が行えます。1800℃の高温かつ純酸素中で有機化合物を完全燃焼し、フロンタルクロマトグラフィーにより安定で高精度名定量を実現します。
  • Clarus 680 GC ガスクロマトグラフ
    クロマトグラフのリアルタイム表示など簡単操作を実現した日本語液晶カラータッチパネル搭載。内蔵型液体オートサンプラーは2つの注入口に対応し、3種類のシリンジ(0.5µL, 5µL, 50.0µL)をサポート。
  • JANUSオイル分析前処理ワークステーション
    オイル分析前処理ワークステーションは、PerkinElmerのOptima™ ICP-OES等の誘導結合プラズマ(ICP)を用いた磨耗金属分析の前処理として、オイル・サンプルをケロシンで自動的に希釈します。
    ハイスループット - 生産性と効率性を大幅に改善します。最高96個のサンプルを約20分で希釈することが可能です。1台のJANUSオイル分析前処理ワークステーションで、8時間に2,000個以上のサンプルを調製することができます。