1. 評価LCバイアル
PerkinElmer: |
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル(標準タイプ)
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル(LC/MS品質証明タイプ) |
W社: |
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル(標準タイプ)
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル(LC/MS品質証明タイプ) |
2. 試験条件
各バイアルに以下3種類のブランク溶液を入れ室温にて24時間放置しました。その後下記記載の分析条件によってブランク溶液のクロマトグラムを確認しました。
2-1 ブランク溶液
- 中性溶液 : リン酸バッファー(pH 6.86) / アセトニトリル = 50/50
- 酸性溶液 : 0.1% ギ酸水(pH 3.0) / アセトニトリル = 50/50
- アルカリ溶液 : 0.05% アンモニア水(pH 11) / アセトニトリル = 50/50
- LC/MSグレード超純水/アセトニトリル = 50/50
* ブランク溶液で使用した超純水およびアセトニトリルとも関東化学製LC/MSグレートを使用
2-2 ブランク溶液の分析条件
- 装置 : Agilent UHPLC Infinity
- カラム : PerkinElmer SPPカラム C18 2.7µm 2.1 x 150mm (コアシェルカラム)
- 移動相 : 超純水/アセトニトリル = 50:50 * 超純水およびアセトニトリルとも関東化学製LC/MSグレートを使用
- 流速 : 0.3 ml/min
- 検出 : PDA 210nm, 254nm
- 注入量 : 5µL
- 分析時間 : 15分
* 各ブランク分析後、毎回同じ仕様のバイアルに入れたLC/MS超純水/アセトニトリル=50/50のブランク溶液を分析(15分)してカラムへのコンタミネーションがないことを確認
3. 試験結果
中性溶液ブランク試験結果
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PerkinElmer:
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル
(標準タイプ) |
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PerkinElmer:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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W社:
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル
(標準タイプ) |
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W社:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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酸性溶液ブランク試験結果
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PerkinElmer:
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル
(標準タイプ) |
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PerkinElmer:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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W社:
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル
(標準タイプ) |
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W社:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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拡大図はこちら→ |
アルカリ溶液ブランク試験結果
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PerkinElmer:
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(標準タイプ) |
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PerkinElmer:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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W社:
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(標準タイプ) |
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W社:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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拡大図はこちら→ |
LC/MSグレード超純水/アセトニトリル = 50/50溶液ブランク試験結果
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PerkinElmer:
PTFE/シリコンスクリューキャップ&透明ガラスバイアル
(標準タイプ) |
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PerkinElmer:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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W社:
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(標準タイプ) |
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W社:
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(LC/MS品質証明タイプ) |
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拡大図はこちら→ |
4. まとめ
- PerkinElmerのLCバイアルは、HPLCおよびUHPLCにおいて汎用LCバイアルとして最も普及しているW社製品と同等以上のブランク性能となっています。
- アルカリ溶液については、すべてのバイアルにおいてブランクピークが見られますが、分析においては問題にはなりません。
- 本試験は他社UHPLCにおける機械適正試験も兼ねて行い、17時間連続運転においてダウンタイムなしで分析を行うことができました。
- PerkinElmerのLCバイアルは、ブランク性能および他社LCにおける機械適正において問題がないことより、各社HPLC&UHPLCに適合する汎用バイアルとして使用可能です。