EnSight™マルチモードプレートリーダーは、従来の測定技術とともに、ウェルイメージングの機能を持ったベンチトップの測定機です。パーキンエルマーが20年以上携わったマルチモードプレートリーダーの経験と10年以上の細胞イメージングの経験を活かして、EnSightが可能とする業界で唯一の検出技術の組み合わせによってさまざまな見地からの研究へのアプローチを可能にし、従来では得られなかった見識を得ることができます。
さまざまな見地からの研究へのアプローチにより、測定結果により高い信頼性を与えます
必要な測定技術を選んで組み合わせることによって、広範囲のアッセイに対応することができます。また、生物学的に関連性を持つ結果であり、測定技術に依存するバイアスが掛けられていないという信頼性を向上させるために、異なる測定技術を用いて測定結果を確認することもできます。
- ウェルイメージング、Alphaテクノロジー、LANCE™ TR-FRET、DELFIA™時間分解蛍光、吸光度(フィルターおよびモノクロメーター)、蛍光強度(プレート上方および下方測定)、高感度発光といった一連の測定技術から手法を選択できます。
- Alpha テクノロジーは、AlphaLISA™やAlphaScreen™の測定における最高のパフォーマンスを提供し、ELISAの半分のアッセイ時間で結果が得られます。
- 時間分解蛍光は生体分子や細胞のアッセイにおける高い感度を提供します。
- オプションのアップグレードにより、ラボにおける要求の変化に柔軟に対応できます。
測定結果の信頼性を向上させるウェルイメージング
ウェルイメージングは、異なる見地や新たな洞察を得るために、細胞アッセイにおいて生理学的に関連性が高いデータを取得する強力な新手法です。
- 画像ベースのサイトメトリー機能を用いて、単位細胞あたりのデータが簡単に得られます。これにより、固定した細胞や生細胞のアッセイ、エンドポイントのアッセイ、長時間のカイネティック測定において、より正確な測定が可能になります。
- 測定の品質管理のため、データを細胞数や細胞密度でノーマライズ:細胞カウント、細胞生存性、アポトーシス、毒性アッセイ、核輝度の測定、等
- 細胞イメージングと従来の測定技術を組み合わせたワークフロー;バイアスのないラベルフリー応答に対する細胞の形状や細胞数との相関、細胞レベルの刺激応答の信頼性を視覚化により確認、等
- 表現型アッセイや、細胞内シグナルの局在変化(核-細胞質比、等)の測定
- 低ノイズの最新型sCMOSカメラによる高速で高性能な細胞イメージング、レーザーベースオートフォーカスによる迅速なセットアップとデータの頑健性、短時間照射が可能な固相光源(LED)
- 明視野やデジタルフェーズコントラストの撮影は生細胞を無標識で撮影できるため、標識によって生じる潜在的なアーティファクトや細胞の損傷を軽減し、アッセイコストを低減し、アッセイに掛かる時間を短縮させます。
- 蛍光強度の撮影では最大で4色のイメージングが可能で、3色を並行して励起することができ、一度のアッセイで複数のパラメーターを可視化することができます。
Kaleidoソフトウェアによる高い作業性
EnSightシステムに搭載されるKaleido™ データ取得&解析ソフトウェアは、プロトコルのセットアップ、測定の実行、取得した画像の解析と表示まで、操作の過程を一貫してサポートするワークフロー型のユーザーインターフェースを持つため、操作をすぐに習得できます。
- アッセイ内容に応じて変更可能なプログラム済みのプロトコルを用いて、迅速で簡単なセットアップと測定が可能
- リスト形式の数値結果、グラフ、プレートフォーマット、ヒートマップなどで測定結果を表示
- 細胞カウントやノーマライゼーション用などの設定済みプロトコルを利用して、細胞の画像データを解析
- 付属のMyAssays Desktop Pro データ解析ソフトウェアへのシームレスなデータのやり取りが可能
研究を加速する総合的なソリューション
研究に対するソリューションは、EnSightだけではありません。