特長
SuperFlexは、検体(患者より採取した微量な血液、血清、血漿など)からサンドウィッチ ELISA 法をベースとした化学発光により、Anti-nCoV IgM(感染初期)、Anti-nCoV IgG、toatl Anti-nCoV Antibody(免疫獲得後)を迅速に計測します。

磁性ビーズ表面に抗原となる COVID-19 の S タンパクや抗ヒト IgM 抗体がコートされており、高効率で Anti-COVID-19 IgG/IgM を検出します。
SuperFlex 内部構造
SuperFlex 内部の Analytical units は、ELISA を自動化するためにストリップ上の構造になっています。

磁性ビーズに固定化された抗原(Antigen)をマグネットの棒で順次反応、洗浄、抗体の添加などを行っていきます。
通常のELISAと異なり、コンタミをなくし、廃液量を少なくします。また、自動化により結果の安定、再現性に寄与します。
SuperFlex 内部には、12本の独立したマグネット棒が、それぞれのストリップで反応、洗浄、検出を行っていきます。

操作が容易
SuperFlexは、簡単に操作可能です。
検体(サンプル)はバーコード管理可能で、測定結果の記録も残ります。
簡易検査として Anti-COVID-19 の抗体検査は、イムノクロマト法が開発・販売されていますが、定性試験であって、定量性ではありません。簡易であるがゆえに測定結果の記録管理なども課題となっていますが、SuperFlexは、多検体処理、検体管理、感度も十分なシステムです。

1. 検体バーコードをスキャン |

2. 1 クリックで実行 |

3. 1 クリックでレポート印刷 |
仕様
Super Flex 製品情報 |
測定検出方法 |
Direct chemiluminescent immunoassay based on magnetic beads (Acridinium ester)
|
スループット |
100 サンプル / 1 時間
1 run 約 15 分 |
対応サンプル |
血液、血清、血漿 |
サンプルラック構成 |
24 サンプルチューブ / 2 ラック |
サンプル量 |
20 ~ 100 µL
|
サイズ、重量 |
615 (H) × 792 (W) × 670 (D) mm、78 kg |
※本製品は、医療診断用ではありません。研究目的使用の製品となります。
キットは3種類(IgM、IgG、Anti-COVID19 antibody)


キット名 |
Anti-SARS-CoV-2
IgG Assay |
Anti-SARS-CoV-2
IgM Assay |
Anti-SARS-CoV-2
Ab Assay |
パッケージ |
50 サンプル |
抗原情報 |
S タンパク |
N+S protein |
S タンパク(サンドウィッチ) |
測定サンプル |
血液、血清、血漿 |
サンプルボリューム |
20 µL |
測定時間 |
15 分 |
特異性(Specificity) |
98 % |
100 % |
100 % |
感度(Sensitivity) |
94 % |
68 % |
95 % |
使用例
- 抗COVID-19抗体産生量のモニタリング(自主診断・自由診療での患者さんの経過観察:病院など)
- 血液中の抗COVID-19抗体のスクリーニング(バイオバンクなど)
- 医薬品の評価(製薬企業や大学等)
- PCR検査、簡易イムノクロマト抗体検査の予備試験(受託試験会社など)