LabChip Gx Touchシリーズ DNA・RNA・タンパク質の全自動電気泳動システム - PerkinElmer Japan

LabChip GX Touchシリーズ DNA・RNA・タンパク質の全自動電気泳動システム

高速・大量・正確性が LabChip GX Touch シリーズの持ち味です。

概要
 

LabChip GX Touch の外観

 

LabChip の外観

 
 

試薬キット

 

ラボチップテクノロジーにより、DNA・RNA・タンパク質のゲル電気泳動をサンプルインジェクションからデータ解析まで全自動で行えます。

従来のゲル電気泳動は手間と時間がかかっていました。実験の効率化やスピードアップ・高感度測定が求められている中、これらを実現する電気泳動システムが望まれてきました。LabChip GX Touch シリーズは、微細な流路が刻まれた LabChip を使用することにより、ゲル電気泳動を自動化しています。DNA 5K アッセイであれば 96 サンプルを 1 時間以内に解析でき、NGS3K アッセイであれば 5 pg/uL の検出感度を誇ります。実験結果はデジタル化、専用ソフト上で解析できるため、データ取得のみならずデータ解析も省力化することができます。

  • 豊富なアプリケーション
    LabChip と試薬キットを組み合わせることにより、DNA や RNA・タンパク質の一般的な電気泳動はもとより、高感度アッセイや糖鎖解析・等電点変異体解析が可能
  • 高速処理
    最速で 28 秒/サンプル で解析
  • 高い再現性
    内部標準を各サンプルに自動で添加、これにより高い再現性を実現
    アプリケーションごとに専用試薬をご提供
  • 正確な定量とサイジング
    内部標準と分子量マーカを用いることによる正確な解析
  • 中~多検体処理
    1回の Chip 調製で Touch 24 では 48 サンプル、Touch HT では 384 サンプルまで解析
  • 低いランニングコスト
    LabChip は繰り返しの使用が可能で、DNA の高感度アッセイでは 150 円 / サンプル
  • 操作や解析は簡単
    タッチパネルによる直感的な操作
  • ライセンスフリーの解析ソフトウエア
    解析ソフトはウェブからダウンロード、ご自由にインストール可能 ご自身の PC でデータ解析・管理
  • 21CFR Part 11 に対応(オプション)
    抗体医薬品、核酸医薬品の品質管理に対応

 

 

ラボチップテクノロジー とは
 

微細流路の形状

Protein LabChip の
流路構造

   

ラボチップテクノロジーとは、実験における複数の工程の全てを1つのパーツで行うことを可能にした技術です。SDS-PAGE であればゲル作製・泳動・染色・脱染・データ取得/解析を個別に行う必要があります。しかし本テクノロジーを用いれば、全工程を LabChip 上で行うことができます。 LabChip には石英面上に微細な流路が複雑に刻み込まれており、サンプルの吸引やゲルの充填・通電・蛍光物質の励起/検出が可能です。微細流路は発熱しにくいという特長があり、高電圧による高速泳動を実現しています。パーキンエルマーはラボチップテクノロジー製品を20年以上にわたり開発・販売しており、多くの研究者の方から高い評価をいただいております。

 

 

 

サンプル数に応じた 3つのシリーズ

お客様の実験目的に応じてご選択いただけるよう3つのシリーズを ご用意いたしました。 末尾の 24/HT は1回の実験で解析できるサン プル数を、 GX/GXII はサンプルの種類を表しています。

製品名 LabChip LabChip の保証
解析サンプル数
1 ラン当りの最大
解析サンプル数
Chip 調製当たりの
最大解析サンプル数
LabChip GX Touch 24 24 用 Chip を使用
DNA で 750 サンプル
24 サンプル 48 サンプル
LabChip GX Touch HT HT 用 Chip を使用
DNA で 2000 サンプル
384 サンプル 384 サンプル
LabChip GXII Touch HT

製品名 解析対象  DNA/RNA用試薬  タンパク質用試薬
LabChip GX Touch 24 DNA/RNA 共通 ---
LabChip GX Touch HT
LabChip GXII Touch HT DNA/RNA/タンパク質/糖鎖
 専用

 

 

簡単に操作できるソフトウエア
 

解析ソフトウエア

 

  サンプルプレートや LabChip のセットアップは、タッチパネルで簡単に行うことができます。リアルタイムにデータを閲覧していただくことも、泳動終了後にまとめて解析することも可能です。また事前にデータセットを入力しておけば、泳動終了時に解析が自動的に行われるため省力化することができます。

  1 回の実験で 1 つの PC ファイルが得られます。これを専用のソフトウエアで解析します。解析条件を事前に設定することが可能で、条件入力の手間を減らすことができます。米国のウェブサイトから本ソフトを無料でダウンロード、自由にご使用いただけます。このため、本装置を所有されていない共同研究者の方々と簡単にデータを共有することができます。


装置動作用ソフトウエア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LabChip GX Touch シリーズ セレクションガイド
製品名  LabChip GX Touch 24 LabChip GX Touch HT LabChip GXII Touch HT
品番 CLS138162J CLS137031J CLS138160J
サイズ・重量 46.3 cm(奥行)× 48.9 cm(幅)× 65.4 cm(高さ), 25.5 kg
電源 100 V, 50/60 Hz
光源 半導体レーザー:波長 635 nm
検出 フォトダイオード:波長 670-725 nm
必要環境 温度:18-26℃,   相対湿度: 20-80%,   高度: 2,000 m 以内
構成品 ● 制御 PC 内蔵の本体(LAN ポート×1, USB ポート×1, モニターポート×1)
● キーボードとマウス
● LabChip 調製用のアスピレーター
DNA/RNA 解析
タンパク質/糖鎖解析 ---
21 CRF Part 11 対応
1 回のランで解析
できるサンプル数
24 サンプル 384 サンプル
384 サンプル
1 回の Chip 調製で
解析できるサンプル数
48 サンプル