文部科学省・教育プログラムの様子 | パーキンエルマージャパン震災復興支援プロジェクト

パーキンエルマージャパン震災復興支援プロジェクト

◆ 文部科学省・教育プログラム

パーキンエルマージャパンは、文部科学省平成27年度国家課題対応型研究開発推進事業「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業 廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」に参画しています。
新規採択課題である「マルチフェーズ型研究教育による分析技術者人材育成と廃炉措置を支援加速する難分析核種の即応的計測法の実用化に関する研究開発」~学生を対象とする人材教育プログラム(計測技術版)~の様子について、ご報告します。

 

文部科学省・教育プログラム(計測技術講習)をパーキンエルマージャパン主催にて実施しました。このプログラムは、次世代を担う大学生および高専生を対象とした分析技術の講習プログラムです。
「プレゼンテーション形式の講義パート」、「ICP-MS実機解体の講義パート」の2部構成の計2日間で行われました。

開催日時・場所
  2016年1月14日 株式会社パーキンエルマージャパン 横浜本社
  2016年1月21日 国立大学法人福島大学 共生システム理工学類

◆プレゼンテーション形式の講義パート

・ICP質量分析とはどんな分析装置か
・液体シンチレーション分析法とはどんな原理に基づくものか

などの座学から最先端の放射性ストロンチウム90のICP-MS分析法などの紹介を行いました。
ランチディスカッションとして、大学院生・伊藤さん(福島大学・高貝研究室)の先端研究の紹介もあり、活発な技術交流の場となりました。

◆​ICP-MS実機解体の講義パート

実際に福島大学の最新型ICP-MS NexION 300 Sを解体し、各パーツについて詳しく説明を行いました。
ICP-MSのパーツが次々と取り外され分解されていくライブ感に、受講者の目が輝いていく姿を見ることができました。高専・大学教育では見ることのできない分析機器メーカーのエンジニアの姿も見ることができたのではないかと思います。

 

このプログラム開催にあたり、福島大学・高貝先生、福島高専・内田先生、羽切先生、押手先生のご支援のもと円滑に進めることができましたことに感謝申し上げます。

今後数十年に渡る廃炉に向けた活動に、少しでも貢献できればと思います。

◆福島民友新聞に掲載されました。