CXCL9は、14 kDaのケモカインで、CxCケモカインファミリーの一員です。CXCL9は、マクロファージや単球、好中球、APC、B細胞や好酸球において特異的に誘導され、その誘導メカニズムはIFNγ-JAK, STATシグナル伝達パスウェイを介します。また、静脈内皮細胞や皮膚線維芽細胞においてはTNFαによってCXCL9の誘導が促進されます。このケモカインの主要な機能は、感染や炎症個所への白血球のリクルートであり、グラム陰性あるいは陽性細菌の感染によってCXCL9が活性化することが、いくつかの研究で報告されています。CXCL9の発現はまた、T細胞のリクルートと活性化のメディエーターとして、乾癬や肺疾患においても機能している可能性があると考えられています。皮膚移植数日後、拒絶反応の前にも発現しています。
AlphaLISA CXCL9アッセイキットは、血清または細胞培養液中のヒトCXCL9を定量するためにデザインされています。
測定範囲・感度
Lower detection limit in buffer: 1.6 pg/mL
Lower detection limit in serum: 4.9 pg/mL
Higher detection limit: 100,000 pg/mL
キット内容物
- AlphaLISA Acceptor beads coated with Anti-Analyte Antibody 1
- Streptavidin-coated Donor beads
- Biotinylated Anti-Analyte Antibody 2
- Lyophilized analyte
- AlphaLISA immunoassay buffer (10X)
*Lyophilized analyte および Buffer は別途購入も可能です。
製品名 |
パッケージ |
製品コード |
Human CXCL9/MIG immunoassay kit |
500 assay points*
5,000 assay points* |
AL280C
AL280F |
Human CXCL9/MIG, lyophylized |
0.3 µg |
AL280S |
AlphaLISA immunoassay buffer, 10X |
10 mL
100 mL |
AL000C
AL000F |
* 1 assay pointsは、推奨の試薬量(サンプル5µl, トータルボリューム50µl)で使用した場合の1ウェル分に相当します。