69アミノ酸のタンパク質であるCCL4は、CCR5受容体を介したケモカインシグナル伝達に関与しています。CCL4は、ナチュラルキラー細胞に対する化学誘導因子、あるいはマクロファージの遊走制御因子として機能しています。CCL4は、活性化されたT細胞、B細胞、単球によってすばやく合成され、血管基底膜内のラミニンと接着後の白血球においても産生されます。CCL5は、CD8+ T細胞によって産生されるHIV抑制因子として機能し、HSV-1に対する抗ウィルス活性を示したという報告などから、直接的な抗ウィルス剤として宿主防衛において機能する可能性があるとも考えられています。この報告では、CCL5はHSV-1のエンベロープにおいて糖タンパク質gBを介してHSV-1粒子と結合し、エンベロープに穴をあけます。CCL5は、CD8+ T細胞が産生する、抗HIV因子の一つであり、抗HIV-1、HIV-2活性を誘導します。
AlphaLISA CCL5 kitは、血清および細胞培養液中のヒトCCL5を定量するためにデザインされたキットです。
測定範囲・感度
Lower detection limit in buffer: 2.8 pg/mL
Lower detection limit in serum: 2.8 pg/mL
Higher detection limit: 100000 pg/mL
キット内容物
- AlphaLISA Acceptor beads coated with Anti-Analyte Antibody 1
- Streptavidin-coated Donor beads
- Biotinylated Anti-Analyte Antibody 2
- Lyophilized analyte
- AlphaLISA immunoassay buffer (10X)
*Lyophilized analyte および Buffer は別途購入も可能です。
製品名 |
パッケージ |
製品コード |
Human CCL4 / MIP-1β immunoassay kit |
500 assay points*
5,000 assay points* |
AL258C
AL258F |
Human CCL4 / MIP-1β, lyophylized |
0.1 µg |
AL258S |
AlphaLISA immunoassay buffer, 10X |
10 mL
100 mL |
AL000C
AL000F |
* 1 assay pointsは、推奨の試薬量(サンプル5µl, トータルボリューム50µl)で使用した場合の1ウェル分に相当します。