タンパク質分解創薬 - PerkinElmer Japan

タンパク質分解創薬

 標的タンパク質の活性を阻害することを目的とした医薬品開発は主要な戦略の1つであり、低分子や抗体を中心に数多くの分子標的治療薬が開発されてきました。しかし、酵素活性を持たないタンパク質などは活性阻害や機能調節が困難であり「undruggable」な標的分子とされてきました。
 近年、注目されている「標的タンパク質分解誘導薬」は、標的タンパク質を分解する技術を利用しており、ヒトタンパク質の約85% とも推定される「undruggable」なタンパク質に対してアプローチができると期待される新しい創薬モダリティです。

「タンパク質分解誘導薬」は、生体がもともと持っているタンパク質を分解するユビキチン-プロテアソームシステム系を利用して標的タンパク質の分解を誘導する技術です。2000 年代初め、Craig Crews によって最初に基盤技術が提唱され、PROTAC (proteolysis targeting chimera) と呼ばれるキメラ化合物が開発されました。このキメラ化合物は、標的分子 (POI: protein of interest) に結合するリガンドと E3 ユビキチンリガーゼ(E3) に結合するリガンドをリンカーで繋いだ二機能性分子です。標的分子、PROTAC 化合物、E3 ユビキチンリガーゼが複合体を形成すると、標的分子は E3 リガーゼ活性によりユビキチン化され、プロテアソームによって分解されます。

弊社では、設計した PROTAC やその他キメラ化合物の評価にご利用頂けるアッセイ試薬を提供しています。細胞内在タンパク質への結合や、標的分子および E3 への結合、複合体の形成や、標的分子の分解、バイオマーカーの測定など、様々な評価にご利用頂けます。また、アプリケーション例や文献情報もご用意しております。下記「関連資料」よりご入手頂けます。

 

関連製品

E3リガーゼおよび標的タンパク質への結合評価

Alpha Tool Box を用いたアッセイ構築


Alpha による PROTAC と標的分子の結合検出
 
Alpha による複合体 (PROTAC/E3/標的分子) の検出

 


Copyright: Smith, B.E. et al. ( 2019). Differential PROTAC substrate specificity dictated by orientation of recruited E3 ligase. Nature Communications, 10(1), 131.

 

細胞内標的タンパク質への結合、標的タンパク質の分解評価

Alpha CETSA : 化合物と細胞内タンパク質の結合評価

 

Alpha SureFire : 細胞内タンパク質の検出

 

AlphaLISA Biomarker kit : バイオマーカーの検出

 

 

関連資料