TMAコアの染色標本のVectra撮影イメージ
サイトケラチン: Cyanine 3、エストロゲン受容体: Cyanine 5、核: DAPI
特長
Vectraによる自動定量解析
- ROI検出自動化によるWalk-awayの実現
ROIを指定する必要が無いため、組織切片解析の完全Walk-away化を実現しました
- マルチスペクトルイメージングによる多重染色標本の定量解析
蛍光・明視野いずれもスペクトルイメージ解析が可能です。
- 免疫組織化学・蛍光免疫組織化学
多重標識組織標本における標識数を最大8種まで増やすことができます。(弊社実績)
- タンパク発現・in situハイブリダイゼーション
タンパク発現のみならず、RNA検出にも有効です。(詳細はこちら)
- ヘマトキシリン-エオシン染色 などの色素染色スライド
標識色素を用いず、形態に基づく解析・評価が可能です。領域面積に基づく定量解析に威力を発揮します。
Vectraの撮影自動化技術
- オブジェクトベースのオートフォーカス機能を搭載。高精細な画像を取得します。
- 対物4倍(標準)、20倍(標準)と40倍(オプション)を選択できます。解析対象に適した倍率を選択可能。レンズの選択は全て電動モーターです。
- 対物レンズレボルバにZドライブを搭載し、フォーカシング精度を高めます。
- 高速なX-Yステージの採用により、解析対象に素早く移動し、高い処理速度を確保します。
Vectraの組織切片解析フロー
Vectraは、解析対象(ROI)を自動で検出し、撮影解析します。
- 組織切片を低倍率で全体スキャン
- 目的とする解析対象(ROI)を検出
- 解析対象(ROI)を高倍率撮影
- ROIの中の細胞を検出
- ROIの中のシグナル量を細胞単位で数値化


免疫組織化学
多重標識標本のシグナルを形態ごと、細胞ごとに解析します。
特定の形態における単一細胞のDABとFast Red、蛍光色素のシグナル量の組み合わせを定量解析します。
撮影イメージ

特定の形態におけるシグナルを細胞あたりに算出する組織サイトメトリー
仕様
|
Vectra3 Sixスライド |
Vectra2 200スライド |
スライド枚数 |
6枚 |
200枚 |
スライド設置方式 |
手動 |
スライドローダー |
解析サンプル |
組織切片、組織マイクロアレイなど |
検出波長範囲 |
420-720 nm |
スキャンスピード
(インテリジェントフィールド選択) |
組織マイクロアレイ:5 コア/ 分、切片:4-10 分/ スライド |
撮影モード |
明視野・蛍光 |
蛍光チャンネル |
スペクトルとして8チャンネル以上可能 |
画像解析ソフトウェア |
inForm組織標本解析ソフトウェアを搭載 |
対物レンズ |
4倍・10倍・20倍・40倍(オプション) |