AA FAQ一覧 - PerkinElmer Japan

FAQ -原子吸光分析-

Q1. 原子吸光分析装置(AA)のラインナップはそれぞれどの様に違いますか?

弊社ではAAnalystシリーズとして200、400、600、 700、800と多様の製品を取り揃えております。各製品の特長は以下の通りです。

AAnalyst200

半導体検出器搭載のフレーム原子吸光分析装置です。タッチパネルからの操作が可能です。オプションとしてPCをつけることもできます。

AAnalyst400

AAnalyst200同様、フレーム原子吸光分析装置です。標準でPCが付属しており、分析、データ保存、データの品質管理(QC)等の必要なツールが全て付属されています。

AAnalyst600

ファーネス型原子吸光分析装置です。平行磁場型ゼーマン補正方式の採用により、マトリックスを含んだ試料も容易に分析できます。

AAnalyst700

フレーム及びファーネスの両ユニットのある原子吸光分析装置です。ユニットの切り替えがPCコントロールにより、自動で行われます。

AAnalyst800

AAnalyst700同様、フレーム及びファーネスの両ユニットが搭載された原子吸光分析装置です。ファーネス法のバックグラウンド補正は、平行磁場型ゼーマン補正方式を採用しています。

 

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Q2. 原子吸光分析のゼーマン補正について教えてください。

原子吸光分析では、特定の波長の光を強い磁界にさらすと、その吸光スペクトルが変化することを利用して分析を行います。しかし、バックグラウンド吸収はその影響を受けません。その差を利用して測定したいスペクトルだけを取り出す方法がゼーマン補正です。
マトリックスを多く含む試料には非常に有効な手段となります。ゼーマン補正には、磁場のかけ方によってさまざまな手法がありますが、平行磁場型は偏光子を必要としないため、非常に感度良く測定できる手法です。

 

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Q3. ファーネス原子吸光分析法のグラファイト炉は、どのように冷却していますか?

グラファイト炉は水を使用して冷却を行います。冷却水は、標準付属の冷却水循環装置を用い、冷却に使用する水には蒸留水をお使い下さい。また、10%濃度になるようにグリセロールを添加していただければ、防錆剤として作用しますので、冷却水の交換サイクルをより長くすることが出来ます。

 

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