インドの新生児スクリーニングの未来 | Stories - PerkinElmer Japan

インドの新生児スクリーニングの未来

より健康的なインドのための挑戦

インドでは毎日68,000 人以上の赤ちゃんが産まれています。しかし、インドには新生児スクリーニングが義務化されていないため、多くの新生児たちは踵からの採血での50 種目の代謝異常を網羅する新生児スクリーニング検査を受けることができていません。 インドの人口の約4 %が精神的機能障害を罹患しており、5 %から15 %の人が簡単に発見、早期治療可能な代謝異常を患っています。

国の新生児スクリーニングの率先した指導がないことを別にしても、インドでの新生児スクリーニングでの教育の壁は高い。とパーキンエルマー社の新生児スクリーニング担当Linh Hoang博士は述べています。

観察と検査

インドの健康向目標の一つに、医療従事者への甲状腺機能低下症の早期発見のトレーニングの受講を掲げています。

「次のステップとしては、踵からの採血による先天性異常検査を制定することです。」とHoang氏は語っており、「先天性の代謝異常(IEMs)を新生児スクリーニングすることと、物理的障害や出生異常を検査して確認することの違いは、非常に大きなコスト削減です。」と加えています。 「代謝異常を見つけることは、一回のコストで疾患を効果的に管理し、健康で障害が残らない生活に繋がるのです。」とHoangは述べています。身体的欠陥のスクリーニングは簡単で、経済的な負担も少なくて済むと述べていますが、治療の経済的負担の要因にはなりません。つまりそれは手術や生涯に渡る医療ケアを意味し、それはインドの新生児スクリーニングプログラム設立に関連したものよりもっと高コストになるものです。

Hoang 博士によると、インドのいくつかの州で新生児スクリーニングのプログラムが公共費用で賄われるようになりつつあり、医療従事者達の意識も高まっています。

パーキンエルマー社ができること

弊社は2009年からインドでの新生児スクリーニングに参画しています。現在、Victor2™Dを新生児スクリーング、妊娠高血圧腎症、出生前診断に使用し、AutoDELFIA新生児スクリーニングプラットフォームとGSPという装置で96 wellマイクロプレート上のサンプルの定性測定及び定量測定を行っています。またインドでは、代謝異常の拡大スクリーニングのためのタンデムマスシステムや、血液疾患を検出するためのResolve検査キットを提供しています。

これからへの意気込み

パーキンエルマー社のHoang氏はインドでの新生児スクリーニングへの意識向上は大きな課題として続いていくでしょうと語っています。

そのためにはパーキンエルマーは医療従事者達へのトレーニングを提供し続ける必要があると考えています。新生児スクリーニングが単なる検査ではないと認識してほしい。これはサンプル収集や、ラボの品質管理、継続的なトレーニングや治療方法といった包括的なシステムの一部なのです。我々はこれからもインドにおける新生児スクリーニングのシステム確立のために、政策担当者や政府に働きかけていきたいと思っています。

 

参考文献

  1. R. Kishore Kumar, “Newborn Screening in India: What are the Challenges and Pitfalls?,” Pediatric On call Journal, October-December 2014, Volume 11, Issue 4.

 

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