新しい乳がん診断技術が大切な命を救う | Stories - PerkinElmer Japan

新しい乳がん診断技術が大切な命を救う

10月は国際的な乳がん月間となっており、この多くの大切な命を容赦なく奪っていく恐ろしい病気について考える良い機会です。今年は50万人以上の女性が乳がんで命を落とすと言われています。また、新たに乳がんと診断される女性の数は100万人と予想されており、そのうち3人に1人は病状が進行していると言われています。

この数字は驚くべきものですが、早期発見が進んでいることの証でもあります。早期発見すれば、乳がん発症後の5年生存率は89%なのです。しかし残念ながら、従来の2Dマンモグラフィー検査の結果は必ずしも正確なものではありません。場合によっては、小さな腫瘍が見過ごされたり、マンモグラフィーではがんのように見えても異常がないこともあります。こういったケースは「偽陰性」および「偽陽性」と呼ばれるもので、意外に多く、特に40歳未満の女性によく見られるようです。その結果、乳がん検診の推奨年齢が35歳から40歳に引き上げらましたが、現在もその妥当性について激しい議論が続いています。しかしこのような議論で忘れられているのは、「偽陽性」、「偽陰性」という乳がん検診結果による心理的、肉体的、そして経済的な影響で、ある調査結果によると、女性の健康に何年も悪影響を及ぼすことがわかっています

「トモシンセシス(3Dマンモグラフィー)によって、乳がんの41%が検出しやすくなります。そして乳がんの4%は3Dマンモグラフィーでしか発見できないのです。」

-米国X線学会の2013年調査報告書の
主執筆者、Sarah O’Connell博士

トモシンセシスのご紹介

トモシンセシスは略してTOMOと呼ばれる、パーキンエルマーが最初に開発したX線システムを強化する画期的なソフトウェアです。パーキンエルマーのDexelaトモシンセシスは、新しい方法でデータの取得、再構築を行い画像表示をより見やすくします。様々な投影位置、投影角度、X線照射エネルギー/照射量など、トモシンセシスでの画像取得方法を最適化することで、Dexelaの高度なトモシンセシス再構築ソフトウェアは反復統計アプローチによって、実際の物体ではない二次的に発生する画像であるアーチファクトを最小限に抑え、コントラストを最大化します。最近の調査によると、トモシンセシスのほうが従来の2Dマンモグラフィーよりも、乳房内の小さな腫瘍や浸潤性乳管がんの検出精度が高いことがわかっています。従来型のマンモグラフィーと組み合わせることで、トモシンセシスによる乳がん検出精度はさらに高まり、偽陰性/偽陽性診断も大幅に減少します。

トモシンセシスのメリット

米国X線学会の2013年調査報告書の主執筆者、Sarah O‘Connell博士は次のように語っています。「トモシンセシス(3Dマンモグラフィー)によって、乳がんの41%が検出しやすくなりました。そして乳がんの4%はこの方法でしか発見できなかったのです。大半の乳がんはトモシンセシスでのほうが確認しやすく、また浸潤性乳管がんの場合では圧倒的にトモシンセシスでの検出率が高いことがわかりました。」O'Connell博士は、TOMOを使った検査は、乳がんのリスクが高い上に乳がん検診に対する不安も大きい人や、進行性の乳がんを発症している人には特に効果的だとも話しています。

コネチカット州ニューヘブンにあるエール大学のSmilow Cancer Hospitalで行った別の調査によると、3Dと2Dの画像処理を組み合わせることで、「乳がんの検出率が11%高まり、胸の組織密度が高い女性の乳がん検出には特に効果的」という結果が得られたと、調査報告書の主執筆者であるJaime Geisel博士は語っています。さらに研究を進める必要がありますが、放射線専門医が入手しているデータ、特に乳がん検診を受けた女性に関するデータによると、この方法が非常に効果的であることは間違いなさそうだとGeisel博士は話しています。

 

*現在、日本国内ではこちらの製品の取扱いは行っておりません。御興味のある方は株式会社パーキンエルマージャパン メディカルイメージング部(tel:03-3866-2647)までお問い合わせください