情報科学の新たなトレンド ~Science as Service 時代の到来~ | Stories - PerkinElmer Japan

情報科学の新たなトレンド ~Science as Service 時代の到来~

情報科学は現在、特定の研究機関の独占情報から、バンドル化されたソリューションへと移行しつつあります。この新たなソリューションが提供するサービスを利用すれば、研究ニーズに合わせてシステムをカスタマイズできるようになります。中央集権的存在であるデータを共有し、みんなの物としようという取組であるデータの民主化は、このいわゆる「Science as a Service」を牽引しているものの1つになっています。これにより、科学者は大量のデータをリアルタイムに評価、分析し、創薬や医薬品開発プロセスにおいて、情報に基づく意思決定をスピードアップすることが可能になります。

科学者自身が科学的な分析を行った方が良い理由

データのパターンやトレンド分析を可視化することで、研究に従事している科学者が知見を得やすくなることは間違いありません。しかし、この種の分析をITグループにまかせている科学者も少なくありません。科学者自身がこの機能も担うことで、臨床試験で得た生化学、タンパク質バイオマーカー、遺伝子配列データを、臨床前研究データと比較できるようになります。その結果、実験結果の理解が深まり、スピーディで優れた意思決定が可能になります。

クラウドの活用でリアルタイムに分析

クラウドコンピューティングは非常に柔軟性のあるインフラストラクチャを特長としており、データへのアクセスや、データやリアルタイム分析結果の共有が容易になります。研究所という枠組みを超えてデバイスにとらわれないシステムを導入し、世界中の科学者が共通のプラットフォームでコラボレーションできるようにします。分散された現在の研究環境から考えるとこれは大きな前進と言えます。パーキンエルマーが科学分野向けに提供しているサービスは、クラウドベースのグローバルコラボレーションプラットフォームで、世界中で効率と生産性を高めています。

可視化によって意思決定がスピードアップ

可視化、すなわち視覚的に確認できるようにすることで、人間の脳がデータトレンドを瞬時に判断し、複数のデータソースを階層化できるようにする技術は、科学者が必要な知見を得るためには非常に重要です。たとえば、イメージング、生化学アッセイ、次世代配列、アレイ、医療測定のデータを組み合わせ、そのデータをパブリックまたはヒトゲノムデータベースに蓄積できれば、トランスレーショナル医療(基礎研究での成果を基に新しい医療を開発し、臨床の場で有効性と安全性を確認して医療や医薬品に応用していくまでの研究過程)に大いに役立ちます。非常に複雑なデータセットを画期的な方法で可視化できれば、創薬や開発プロセス全体で、知見に基づく意思決定に大きく役立ちます。TIBCO Spotfireソフトウェアプラットフォームのように優れた可視化機能を備えたソリューションを活用すれば、情報に基づく意思決定が可能になります。

専用のモバイルアプリケーションを開発し、科学者に利用してもらうことで、科学者達は、場所や時間にとらわれずにデータにアクセスできるようになり研究所内外での生産性が高まります。どこにいてもデータの生成や実験が行えるようになるからです。パーキンエルマーでは、モバイルサイエンス分野における初期の取り組みの1つとして、iPad用の新しいChemDrawモバイルアプリを発表しています。

情報科学分野でのScience as a Service

「Science as a Service」による科学情報によって、研究者は複数の相反する情報源から得たデータを使用し、効率的、経済的に、そしてリアルタイムに、豊富な情報に基づく意思決定が行えます。クラウドコンピューティング、ビジュアル分析、モバイル科学アプリにおける進歩により、この新しいサービスは今後ますます普及することになるでしょう。そして最終的には研究者によるデータの有効活用に大きく貢献するはずです。

 

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