食品中の重金属およびミネラルの一斉分析

昨今、メディアで取り上げられている食品に関する問題は、多くの企業および組織が解決に向けて様々な手法を提案しております。
パーキンエルマーでは、食品分析を前処理から分析までトータルでサポートできる唯一のメーカーです。マイクロウェーブ試料前処理システムとICP発光分析装置を用いて、重金属とミネラルの迅速分析法をご紹介します。
使用装置

Optima8x00シリーズ ICP発光分析装置
- UDAテクノロジーによりライブラリ上の全波長を測定可能
- 独自の光学系によりマルチ型では最高の波長分解能(< 0.006nm)
- ICP発光専用に最適化された検出器であるSCD(セグメントCCD)は、最高のピクセル分解能
- 第三世代ソリッドステートRFジェネレータによりタフなプラズマ
- デュアルビュー(両軸測光)によりラジアル&アキシャル両方向測光可能
- TRXRFでは不可能な元素も測定可能

Multiwave 3000 マイクロウェーブ試料前処理システム
- 完全密閉系の容器内で前処理されるため試料の汚染を回避可能
- 処理検体数に応じて8本から48本まで分解ローターの選択が可能
- 高速クーリング機能により分解終了後に試料容器を強制冷却が可能
- 圧力および温度の全容器モニタリングが可能
- 石英およびテフロン製の材質から選択可能
- 酸分解・溶媒抽出・乾燥・酸素燃焼法・濃縮といったアプリケーションに対応
緑茶と紅茶に含まれるミネラルおよび重金属の分析
| 測定元素 | 測定波長 [nm] |
緑茶 | 紅茶 | 単位 |
| P | 214.914 | 0.14 | 0.27 | % |
| K | 766.490 | 0.87 | 1.44 | |
| Ca | 317.933 | 0.19 | 0.39 | |
| Mg | 280.271 | 0.10 | 0.16 | |
| Na | 589.592 | 140 | 26 | mg/kg |
| Cr | 205.560 | 0.27 | 2.3 | |
| Fe | 259.939 | 32 | 190 | |
| Cu | 324.752 | 4.0 | 12 | |
| Zn | 206.200 | 10 | 19 | |
| As | 188.979 | < 0.02 | < 0.02 | |
| Sn | 189.927 | < 0.02 | < 0.02 | |
| Hg | 194.168 | < 0.02 | < 0.02 | |
| Cd | 214.440 | < 0.02 | < 0.02 | |
| Pb | 220.353 | < 0.02 | < 0.02 |

緑茶と紅茶の分析結果
- 緑茶と紅茶はマイクロウェーブを用いて酸分解することで前処理に要した時間は約1時間でした。
- マルチ型 ICP-OESではミネラルなどの元素を多元素同時測定することが可能です。
- 紅茶、緑茶に含まれる元素を測定することが可能でした。
- 有害元素については含まれていないことがわかります。
- デュアルビュー(両軸測光)機能により微量成分の高感度測定と高濃度成分の同時分析が可能です。
粉ミルクに含まれるミネラルおよび重金属の分析
| 測定元素 | 測定波長 [nm] |
粉ミルク | 単位 |
| P | 214.914 | 1.1 | % |
| K | 766.490 | 1.7 | |
| Ca | 317.933 | 1.3 | |
| Mg | 280.271 | 0.12 | |
| Na | 589.592 | 0.49 | mg/kg |
| Cr | 205.560 | < 0.02 | |
| Fe | 259.939 | 1.7 | |
| Cu | 324.752 | 0.70 | |
| Zn | 206.200 | 46 | |
| As | 188.979 | < 0.02 | |
| Sn | 189.927 | < 0.02 | |
| Hg | 194.168 | < 0.02 | |
| Cd | 214.440 | < 0.02 | |
| Pb | 220.353 | < 0.02 |

粉ミルクの分析結果
- 粉ミルクはマイクロウェーブを用いて酸分解することで前処理に要した時間は約1時間でした。
- ICP-OESではミネラルなどの元素を多元素同時測定することが可能です。
- 粉ミルクに含まれる元素を測定することが可能でした。
- 有害元素については含まれていないことがわかります。
- デュアルビュー(両軸測光)機能により微量成分の高感度測定と高濃度成分の同時分析が可能です。
装置の紹介
Optima 8x00シリーズ ICP発光分光分析装置
直観的に使用できるソフトウェア、干渉の有無や難易度によって3つのモードを選択できる特許技術「UCT」(ユニバーサルセルテクノロジー)により、分析者のスキルに依存せず、誰でも簡単に高感度で精確な測定が可能です。 アクセスしやすい装置デザイン、試料導入系、イオンレンズ系などに新たな技術を多数導入し、洗浄やメンテナンス頻度の最小化を実現しました。
Multiwave 3000 マイクロウェーブ試料前処理システム
酸分解・濃縮・溶媒抽出・酸素燃焼・乾燥といった様々なシステムから選択可能です。サンプル本数も8本~48本までお客様のニーズにあわせて選択できます。
